絆 番外編(裏事情)




 【 クラウドとグリート編 】


『それで結果的には上手くいったんですね』
「ああ、上手くいった。本当に感謝してる」
『いえいえ。俺は借りを返しただけなので気にしないで下さい』
「借り?」
『ええ。クラウドさんとティファさんはライの背を押してくれた。お二人がいなかったら、きっと『姫』は今もミディールにいるでしょうから…』
「いや…そんなことは…」
『本当は俺とラナ、叔父上達が背中を押してやるべきだったんだ…。だけど、それが出来なくて、二人には辛い思いをさせてしまったからさ』
「……そうか…」
『それで、ずーーーっと!!クラウドさん達にはなにか恩返しをしたいって思ってたんだ。だから、今回の事でお役に立てたなら良かったです』
「リトがいなかったらこうならなかったと思う。俺も……凄く辛いままだっただろうな。だから本当に感謝してる」
『へへっ!じゃ、ライへの貸しは無しってことで!』
「ああ、勿論だ。それにしても、ローグの事は前から知ってたのか?」
『いや、実は『ラハ家』は階級がそんなに高くないからあんまり繋がりなかったんですよね。噂を聞いたことがあるくらいだし、その噂自体、あんまり俺的には興味なかったからローグが出てるっていう『パーティー』にわざわざ出向くこともなかったし…』
「?じゃ、なんでこんなタイミングで助けてくれたんだ?」
『ああ…それは…』


 ― ピリリ、ピリリ、ピリリ…ピリリ、ピリ『もしもし?』
  『あれ?』
  『……あれって……もしかして…』
  『あ〜!リト兄ちゃん!?』
  『お〜、やっぱデンゼルか!?どうしたんだ、ライになんか用か?』
  『っていうか、なんでライ兄ちゃんの携帯にリト兄ちゃんが出るわけ?』
  『アイツ、携帯忘れてったんだよな』
  『そうじゃなくてさぁ…。なんで人の携帯に勝手に出るんだよ…』
  『そりゃ、ライと俺は他人じゃないからさ』
  『ふ〜ん……』
  『なんだ、その白けた雰囲気は…』
  『別に……。あ!そうだ!!』
  『うおっ!いきなり大きな声を電話口で出すな。耳が痛いだろ!?』
  『あのさ、リト兄ちゃんでも良いや!近いうちにお店に来れないか?』
  『うぉ〜い…無視か〜……?』
  『クラウドが最近元気ないんだ』
  『は?』
  『俺やティファやマリンがなに言ってもダメみたいなんだ』
  『なにかきっかけがあったのか?』
  『ん〜……、ちょっと前から店に新しい店員さんが働きに来るようになったくらいかなぁ…』
  『は!?セブンスヘブンに!?!?』
  『そう!すっげぇいい兄ちゃんなんだ〜!でも…クラウドは好きになれないみたいで』
  『って、店員って男か!?』
  『うん、そう』
  『……へぇ…』
  『なんでクラウドはローグと仲良くしようとしないのかなぁ…』
  『ふ〜ん、ローグってのか…?そんなに良い奴なんだ』
  『うん!凄い優しいし、俺とマリンを子供だからってバカにしないし!ちょっとドジだけど』
  『へぇ。(ん…?ローグ…ってどっかで聞いた気が…)』
  『だからさ、クラウドが元気になってくれるように兄ちゃん達、店に来てくれよ!』
  『おお、分かった。でも、ライは明日から暫く任務だからなぁ…』
  『…リト兄ちゃんもか?』
  『いや…俺はライとは別の任務だな。そうだな…まぁ任務が始まるまでには顔出すよ』
  『やった!ありがとう!!』
  『おう!じゃ、またな!!』


『というわけ』
「…デンゼルが…」
『ああ、あと多分マリンちゃんも絡んでるな。電話で話したのはデンゼルだけだったけどさ』
「そうだな…」
『本当に良い子達だよなぁ〜!あ〜、俺もあんな子供達の親になりたい!』
「フッ…。リトなら良い父親になれそうだな」
『そうか!?』
「ああ」
『へへっ!なんか変な感じだな〜』
「フッ。俺も言ってて変な感じだ」
『なんだそりゃ!』
「まったく…自分の事なのにな」
『ククッ!』
「フッ」
『おっと、そろそろ出立の時刻だから』
「ああ、そうか。気をつけてな」
『了解!それじゃ、また……って言ってもティファさん、俺に怒ったままだろうからもう少し時間が経ったら店に寄らせてもらいます』
「大丈夫だ。ティファだって一時的に頭に血が上っただけだから…。それに、リトが来てまだ怒ってるようだったら、俺が今度はフォローする」
『お〜!それは心強い!じゃ、そん時はよろしくお願いしまっす!』
「ああ、それじゃあな」
『はい、それじゃ!』

「……さて、俺もあとひと踏ん張りだな」





 【 ラハ家 】


「くっそ!」
「…ローグ、モノに当たるんじゃない」
「お父様!どうしてそんなに落ち着いてらっしゃるんです!?それに大体、この前のレストランでの急な呼び出しの理由、まだ聞いてませんよ!?」
「ローグ…座りなさい」
「お母様まで!!」
「ギャンギャンうるさい!良いから母様の言う通り座れ!そんな事では説明も出来ん!!」
「っ!!!」
「まったく…。本当にそれで『ラハ家』の人間ですか?がさつで乱暴なんだから」
「ほっといて下さい。人前ではきちんと『ラハ家』の人間として振舞ってるんですから、家でくらいは自由にさせて頂きたいですね。それよりも説明です!」
「……………お前、『ノーブル家』の人間と揉め事を起こしただろう……」
「は!?『ノーブル家』って…あの大財閥の!?そんな大財閥の方と面識なんかあるはずないのに、揉め事など起こせるはずないじゃないですか!」
「……………あなた、やっぱり『ノーブル家』の御当主の勘違いじゃ……」
「いや…それにしてはローグの顔かたちの特徴をよく捉えておられたし…。それに、なによりも『ノーブル家』のご子息と言い争ったとご子息ご本人様からお話しがあったと言うし……」
「は…?ご子息???」
「ほら、『グリート・ノーブル』様だ。現在はご実家を出られて妹様の『ラナ・ノーブル』様、従兄弟の『プライアデス・バルト』様とWROの職に就いておられるという変わったお方だ。これまでお前は直接お会いしたことはないだろうが、気さくで明るい……そうだな、お前と同じ年頃のお方だ」

「………………………………………………………………………………………………あ」

「!?やっぱり、何か心当たりがあるのね!?」
「そ、そそそそそうなのか!?!?」
「い、いいいい、今すぐ白状なさい!ええ、ぜんっぶ!!白状なさい!!!」
「ぐ、ぐぐ…ぐるじい……」
「はっ!あなた、ダメですわ、ローグが死んでしまいます!」
「はっ!!す、すまん……つい、我を忘れた……って言うか、どうなんだ!?お前は『グリート・ノーブル』様にお会いしたことはあるのか、それともないのか!?!?」
「(まさか、あの男が…!?あの軽そうで…なんにも考えてなさそうなのに、一発で『俺』を見つけてズバズバ言って来たあの…男が…!!)……それらしい人には…一度だけ……」
「「あるの(か)〜!?」」
「いや……その………(汗)」
「御当主御自ら(おんみずから)お電話を頂戴した時は腰が抜けるかと思ったわ!」
「あなた、『思った』んじゃなくて『本当に抜けた』んですのよ」
「むむ…それは言葉の綾だ。話しが逸れるだろう!?そうじゃなくて、どうなんだ!?グリート様にセブンスヘブンでお会いしたというのは本当か!?!?」
「まさか、あの『大財閥』の『グリート・ノーブル』様ともあろうお方が、WROに入隊したくらいで庶民の営む店に出入りはされないでしょう???」
「お前…何を言ってるんだ?『セブンスヘブン』は確かに『庶民』の店だが、営んでいるのはかの『英雄』だぞ!?」
「それでも『庶民』という事実は消えませんわ!」
「む〜…。それでローグ、どうなんだ!?グリート様はお前がセブンスヘブンで働いている時にお出でになったのか!?」

「………………………………………………………………………………………………」

「「ローグ!!」」

「(言えるわけねぇ………)」
「「その沈黙は一体なに〜!?!?」」

「………………………………………………………………………………………………」

「「ローグ〜!!!(号泣)」」

「………………………………………………………………………………………………(滝汗)」

「あ、あなたーー!!」
「い、今すぐお詫びのお電話を!!!」
「ダ、ダメですわ!!直接お詫びをしにお伺いに行かなくては!!」
「はっ!そ、そうだな…!ローグ、お前も来い!!」
「え!?!?な、ななな、なんで僕まで!?!?」
「元はと言えば、お前がバッチリ、手早くしていたら問題なかったはずだ!」
「それを言うなら、お父様がくだらない事を企てたりしなかったらこんな事にならなかったじゃないですか!!」
「何を言うか!実の父親の考えに『くだらない』と言うのか!?」
「事実、くだらなかったでしょう!?」
「ローグ〜!!」
「あなた!ローグ!!そんな事を言ってる場合じゃないでしょう!?それよりも、どうやって『ノーブル家』のお怒りを解くか…それを考えるべきでしょう!!」
「「はっ……!!そ、そうだった………」」
「あああああ……本当に…本当にどうしましょう……!!ダ、ダメだわ…。何も思い浮かばない………フッ………」
「お前ーー!!」「お母様ーー!!」
「わーー、奥様がお倒れになった!」「誰か、医者を呼べーー!!」「奥様ー!お気をたしかにーー!!」


 ― 強制終了 ―


 【グリートとセブンスヘブン】


 チリンチリン。

「「「「「あ…」」」」」(← 客達)
「あ〜!リトお兄ちゃん!!」
「リト兄ちゃん!!!」
「よっ!久しぶり」
「「いらっしゃーーい!!」」
「…リト君…」
「こんばんわ、ティファさん」
「ティファ…」
「ティファ、良いだろ?」
「「「「「………」」」」」(← 客達)
「(お〜、睨まれてる睨まれてる。やっぱ、ローグの野郎、外面良すぎだよなぁ)。一応、可愛いお子様達との約束守る為に来たんだけど、何か…(小声で→)他のお客さん達にも悪いし、今夜は帰るわ」
「……ううん、いらっしゃい!」
「「「「「!?」」」」」(← 客達)
「本当に…この前はごめんなさいね…」
「「ティファ〜!」」
「……まったく…本当にクラウドさんもティファさんもお人好しだな〜。じゃ、お言葉に甘えて」
「うん!」
「やった!」「うんうん!ほら、兄ちゃんはこっちこっち!!」
「「「「「………」」」」」(← 客達)
「それで、クラウドさんは?」
「今夜は遅くなるって」
「そっか…相変わらず忙しいんだな」
「まぁな!でも、すっげー俺達のこと心配してくれて、時間があったらまめに電話くれるからな。これも兄ちゃんがこの前店に来てくれたからだ!本当にありがと!!」
「ありがとう!」
「これはこれは、お褒めに預かり光栄の極み」

「「「プッ!!!」」」(← リト・デン・マリ)

「ふふ。でも本当にありがとう。リト君が来てくれたのが良いきっかけになったみたいなの」
「それは良かった。クラウドさんは不器用だからな。(ま、そこが良いんだけど)」
「ううん。違うの。クラウドだけじゃなくて……私にとってもいいきっかけだったわ」
「「???」」(← デン・マリ)
「…そうなの?」
「ええ。当たり前の事に気づけたわ」
「「???」」(← デン・マリ)
「そ?なら本当に良かったよ。クラウドさんとティファさんの役に立てたなら、俺の『独りよがり』でないことになるしな」
「ふふ…本当にありがとう。今夜はおごっちゃう!!」
「ピュ〜ッ!太っ腹〜♪」
「腕によりかけて作るから、楽しみに待っててね」
「じゃ、俺達も…」
「お仕事に戻るね。もう少しでクラウド、帰ってくるってさっき電話があったからゆっくり待っててね、お兄ちゃん!」
「ああ、ありがとさん」

「〜〜♪〜♪〜〜♪」
「……おい」
「〜♪〜〜〜♪〜♪」
「聞けや、コラァ!!!」「のんきに口笛吹いてる場合かクラァ!!!」
「ん?なんだよ、誰、アンタら???」
「「誰じゃねぇ!!」」
「だって、俺、アンタ達知らないし」

「……そりゃそうだな…」「ああ、もっともだ……」
「口きいたの…」「今夜が初めてだ」

「…んで、何の用?」
「「ハッ!!」」

「お前、ローグの兄ちゃんに何か言っただろ!?」「そうだ!あの気の良い兄ちゃん、いきなり辞めちまったんだぜ!?」
「辞める辞めないは俺が決められることじゃないし…」
「アホ!」「バカ!」

「お前が余計な事言ったから、ローグの兄ちゃんは深く傷つけられたんだ!!」「そうだとも!!きっと、傷心の旅に出かけたんだ!!」

「……(本当のこと知ったら、泡吹いて卒倒するな…この四人…)」

「あの兄ちゃんは…本当に良い兄ちゃんだった…」「おうとも…。俺らの寂しい懐を察して、ティファちゃんに内緒で『おまけ』してくれたりしてなぁ…」

「……それって犯罪じゃん……」

「「はっ!!しまった!!!」」

「……(汗)」

「と、とにかく!お前が余計なことを言ったから、兄ちゃんはセブンスヘブンを辞めちまった!」「そうだ、大体『独りよがり』ってどういう意味だよ!失礼にも程があるだろうがぁ!!!」

「ああ、そのこと」

「「『そのこと』じゃねぇえーーー!!!なに軽く流してやがんだーーー!!!」」
「「てめぇ!!どたまかちわるぞぉーーー!!!」

「まぁまぁ」
「「「「『まぁまぁ』じゃねぇ!!!!」」」」
「ホラ、ティファさん達が心配してこっち見てるし」
「「「「はっ!!」」」」
「ホラ、皆、手を振って〜、自分に出来る最高の笑顔見せて〜♪」
「「「「ニコッ!!」」」」
「ふぅ…。良かった…なんとかごまかせたな」
「……そうだなぁ…」「ティファちゃんに睨まれたら明日からどうやって生きていって良いのかわかんねぇからな」「まったくだ…」「危なかったぜ……」
「………」
「「「「………」」」」

「「「「って、そうじゃねぇ!」」」」

「てめぇ!!あの純粋な青少年の心を痛めつけやがって!!」「サイテーな野郎だ!!」「たとえ、ティファちゃん達が許しても、俺達は許さねぇ!!」「とっとと帰りやがれ!!」

「あ、ティファさんが見てる」
「「「「ビクッ!!ニコッ!!」」」」
「(うわ〜…おもしれぇ…♪)って言うかさ、『独りよがり』って言ったことは別に謝る事じゃないと思ってるから〜♪」
「「「「(ギロッ!!)」」」」

「だって、あいつは『クラウドさん』にとって『仲良くなる為のスタート地点』に立ったばっかだっただろ?」
「「「「……は???」」」」

「誰だって最初は『相手』と親しくなる為の『スタート地点』に立った時って『独りよがり』からスタートするじゃん」
「「「「???」」」」

「例えば、アンタらだってティファさんを一目見て『クラッときた』だろ?」
「「「「(コクコク)(← 頷いている)」」」」

「でも、ティファさんにとってアンタらは『普通の客』なんだ」
「「「「うんうん」」」」

「でも、それじゃあ寂しい。出来れば『普通の客』から『親しい客』になりたい」
「「「「そうそう!」」」」

「そこで、『普通の客』から『親しい客』になるべく『頑張ってアプローチ』するわけだ」
「「「「したした!!」」」」

「でも、それって一番最初は『アンタらの一方通行』の気持ちだっただろ?」
「「「「う……」」」」

「だけど、アンタらは諦めなかった。『一方通行の気持ち』が『ティファさんに伝わるまで』頑張ったんだ」
「「「「そう!まさにその通り!!」」」」

「な?ティファさんにその気持ちが伝わったからこそ『一方通行の気持ち』が『一方通行じゃなくなった』…つまり、『独りよがり』から『ちゃんと応えてくれる関係』になったわけだ」
「「「「!!」」」」

「クラウドさんにとって、あいつはまだまだ『一方通行の相手』でしかなかった。それなのに、あいつは勝手に『ちゃんと応えてくれる関係』になったと『勘違い』してクラウドさんに接した。それは、クラウドさんからしたら『なに馴れ馴れしくしてくるんだ』ってことになるじゃん?」
「「「「う……」」」」

「クラウドさんはさぁ、ベタベタ馴れ馴れしいのって苦手だろ?」
「「「「うんうん」」」」

「おまけに、人付き合いが超苦手で人見知り。慣れるには時間がかかる」
「「「「うんうん!」」」」

「そんなクラウドさんが、親しいと思ってない人間に『馴れ馴れしくしてこられて』イヤな気持ちがしないと思うか…?」
「「「「……(フルフル)(← 首を横に振っている)」」」」

「な?だから『独りよがり』だって言ったんだ。勝手に『親しい気持ち』で馴れ馴れしく接して、勝手に『受け入れられない』って凹むなんて、おかしな話だろ?」
「「「「………」」」」

「それなのに、アンタらはクラウドさんの味方じゃなくて、『独りよがり』に勝手に傷ついたあいつを庇ったんだよなぁ」
「「「「……(ダラダラ)(← 冷や汗)」」」」

「んで?」
「「「「え…?」」」」

「俺が『独りよがり』って言ったこと、間違ってる?」
「「「「…………………………………申し訳ございません!!」」」」

「分かればよろしい」

「「「???」」」(ティ・デン・マリ)





 【セブンスヘブンの住人】


「ってわけで、今夜はリト兄ちゃんが来てくれてたんだ!」
「でも、急にWROから呼び出しかかっちゃって…」
「クラウドに『よろしく!次は必ず朝まで飲み明かそう!!』って言ってたわ」
「そうか…それは残念だったな」
「しょうがないって!クラウドはいつもよりも早く帰って来てくれたんだから、たまたま間が悪かったんだって!」
「そうだよ!それに、今度はライお兄ちゃんとラナお姉ちゃん、それにリリーお姉ちゃんとアイリお姉ちゃんも一緒に連れてきてくれるって!」
「ふふ、リリーさんとアイリさんは久しぶりね」
「「うん!!」」
「そうだな。今度会えるのが楽しみだ」
「その日はクラウド、仕事休めたら良いのにな〜!」
「そうだよね!前もって分かってたら予定、空けられるよね?」
「ああ…そうだな。でも、最近忙しいから最低三週間前くらいには分かってないと難しいな…」
「「えぇ〜…」」
「すまない…」
「二人共、ダメよ、クラウドが困ってるじゃない」
「へへっ!」
「ふふっ!」
「「???」」(← クラ・ティ)
「クラウドとティファ、仲直りできて本当に良かったね♪」
「うんうん!」
「「(///)」」
「やっぱ、こうでないとなあ!」
「うん!ティファのご飯がいつも以上に美味しく感じるし!」
「そうそう!やっぱ、クラウドとティファが笑ってないとな!」

「デンゼル…(感動中)」(← クラウド)
「マリン…(感動中)」(← ティファ)

「あ〜……でも…」
「うん……でも…」

「「???」」

「「やっぱりもう一人家族が欲しいよな(ね)」」

「「???」」

「俺、弟が良い!」「私、妹が良い!」

「「!?(ボンッ!!)」」(← クラ・ティ)
「な、なななな…!!」
「ふ、ふふふ、二人共、いきなり何言うの!?」
「お、おおおお、弟って…」「い、いいいい妹って…」

「「………ブシューー…(ショート)」」(← クラ・ティ)

「「……はぁ…」」(← デン・マリ)
「何でいつまで経ってもこの二人ってこうなんだ…?」
「……そこがクラウドとティファのいいところ…って言ってあげたいけど…」
「『いつまでもこんな感じだから、今回みたいな事になったんじゃないのか…?』ってリト兄ちゃんが言ってたけど、なんとなく分かるよなぁ…」
「うん……」
「このままだと……」
「また今回みたいな事…これからもあるよね…」
「ああ…あるだろうな…」
「…ヤダなぁ…」
「俺も…」
「いっその事、二人を強引に結婚させちゃおうか?」
「あ〜、それ大賛成!」
「……って……」
「「無理だよなぁ(ねぇ)」」

「「……シュ〜〜……(まだまだショート中)」」(← クラ・ティ)


 子供達の苦労はまだまだ絶えない。



 ― おそまつ様でした!! ―



 あとがき

『絆』の番外編です。
 これで、どうしてリトがセブンスヘブンにやって来たのか…とかの『裏事情』を明かせましたね。
 おまけ的に書いたのでちょっと物足りない感があるかと思いますが、裏事情は一応これで全部明かされたのではないかと思います。

 10万HITキリリクということもあり、リクして下さった謡様には本当に感謝で一杯です。(いやいや、本当にスルーされなくてよかった… 汗)
 ちなみに、リク内容ですが…。

 ― ひょんなことからセブンスヘヴンで働くことになった男性。実はティ目当てで、クラピンチ!?」です。『ヤキモチくらい妬くんです!』の逆バージョンのような。青年の名前と容姿は、どんなでもOKで、知的な策謀家、クラより2コ年下が理想。  「職を無くし路頭に迷ってしまった」青年に同情し、彼を雇うことにしたティ達。(雇うだけで住まいは別。)不器用ながらも一生懸命な彼に、ついティも世話を焼く。子供達も、面倒見役が嬉しかったり、ティの虫避けになると安心。ただクラは、帰宅するなりティと青年がふたりきりでいるのを見せられ、モヤモヤ。数日続いたが、ティは青年を信用しきってしまう。クラは青年の身辺について調べ、実はどこぞの地主のボンボンだと発覚したので本人を問い詰めると、青年も本性を見せる。クラが青年のいる前で、ティに「こいつはティファ目当てだ」と解雇を求める。最初、ティは訝しみ悩んだが、「私は誰よりもクラウドを信じたい。彼は、家族だから」と、クラウドの言葉を信じ、謝りながらも青年を解雇。しぶしぶ帰っていく青年。絆を実感したクラティ ―

 というものでした♪
 はい、今回までリク内容を明かさなかったのは、ネタバレになるからですね(笑)。
 それにしても、リク内容…忠実に書けませんでしたね…(滝汗)。
 それにも関わらず、あったかいお言葉でもってOKして下さった謡様、本当にありがとうございました!!
 また、ここまでお付き合い下さった皆様も、本当にありがとうございます!

 これにて、『絆』シリーズは完結です!!