ティファは、セブンスヘブンのテーブルに、たった今取ってきた『それら』を広げて、満面の笑みで眺めていた。

親バカ、子バカ、仲間バカ

「おはよう、ティファ」
「あ、おはようクラウド。もう起きたの?もっとゆっくりしてたら良いのに」

 二階から欠伸をかみ殺して下りて来たクラウドに、ティファは目を細めて微笑んだ。
 時刻は丁度10時を少し過ぎたところ。

 クラウドは、まだ朝日の昇らない早朝に帰ってきた。
 そんな彼に「どこかで宿をとってから、ゆっくり帰ってくれば良いのに…」と、苦笑しつつ手早く簡単な食事を作るティファに、クラウドは申し訳なさそうな顔をして、頭を掻いた。
「悪いな、寝てたのにさ」
「私の事は良いのよ。クラウドの身体の事が心配で言ってるのよ?」だから勘違いしないでね、と微笑む彼女に、クラウドは照れたような、はにかむような笑顔を見せた。
 
 彼のこんな顔を見ることが出来るのは、きっと私だけ…だよね……?

 そう思って、ティファはうっすらと頬を染め、自分の手料理に舌鼓を打つ彼を、優しく見つめ、早朝から至福のひと時を満喫したのだった。


 ティファの手料理をあっと言う間に食べ終え、シャワーを浴びて彼がベッドに潜り込んだのは、確か6時ごろ。
 そして、子供達が起きて来たのは7時過ぎで、クラウドが寝ている事をそっと子供達に伝え、静かに三人で朝食を取った。

 朝食を終え、片付けが済むと、子供達は小声で「「行ってきま〜す」」と、遊びに出て行った。
 その時の子供達の『そ〜っと』という仕草の一つ一つが可愛くて、ティファは自然に笑顔になる。
 笑顔になると、自然に身体の動きも軽やかになるというもの。
 残りの雑用を手早く終えると、ティファは時計を見た。まだ9時半を過ぎたばかり。


 丁度今日『出来上がる』はずだった。
 クラウドがまだ寝ているのを確認してから、ティファはそっと店を出ると、『あるところ』へ『ある物』を取りに出かけた。


 そして、たった今『ある物』を取って来て、テーブルに広げて眺めていたところだったのだ。


「あれ?それって」
「うん。この前、デンゼルとマリンがバースデーパーティーにお呼ばれした時に撮った写真だよ。たった今取って来たの」
「へぇ、なかなか上手く撮れてるじゃないか」
「でしょう?」

 クラウドの言葉に、ティファは満足そうににっこりした。

 クラウドは、テーブルに広げられた写真を、一枚一枚丁寧に眺めると、目を細めて優しい顔になる。

「どう?デンゼルもマリンもすっごく可愛いと思わない?」
「ああ、ほんとうにな」

 恥ずかしそうに俯き加減になりがちのデンゼルや、照れたようにはにかんで微笑むマリンが、そこには溢れていた。

 一枚きりというのも寂しい、と、沢山シャッターを切った時の事を思い出す。

 デンゼルは「もう、一枚でいいだろ」と恥ずかしそうに口を尖らせて抗議し、マリンも恥ずかしそうにしながらも、抗議せず、おとなしくティファの『モデル』になってくれた。

「なぁ、ティファは写らなかったのか?」

 テーブルに広げられた写真を一通り見たクラウドが、少々残念そうに聞いてくる。

「だって、この日の主役はデンゼルとマリンだったんだもん。普段と違う服装だから、写真を撮ろうって思ったわけだし」
 この日の私は普段着だったから…、とティファは答える。しかし、ティファのこの答えは少々間違えている。
 この日の主役は『デンゼルとマリンをバースデーパーティーに呼んだ友達』なのだ。
 しかし、この場にはその事に気付く者もいなければ、当然突っ込む者もいない。
 クラウドは「そうか」と、残念そうに一言呟いたのみだった。

 その時、店のドアが何の予告もなく突然勢い良く開いた。

 クラウドとティファは少々驚きながらも、子供達が帰ってきたのだ、と思った。


 が、二人の視線の先には、二人の予想とはかけ離れた人物がそこに立っていた……。


「ジャッジャジャーン♪可愛く可憐な、ユフィちゃんだよ〜!!二人共元気してた〜?」

「「ユフィ!?」」

 この目の前に立っている忍者娘は確かに神出鬼没だが、何故いつもいつも、こう、何の前触れもなく突然現れるのだろう…。

 いや、もうこの件に関しては何も言うまい……。

 二人はそう思った。

 そして、こうも思った。

 自分達はまだマシな方なのだと…。

 何故なら、元気一杯のユフィの足元には、疲れ切ったナナキがいたのだから……。

 自分達の元に遊びに来るのに、無理やり、強制的に、突発的に連行されたのは明らかだ。わざわざ質問するのも無意味だろう…。


「ティファ〜!おやつは〜?10時のおやつ〜!」
「……お前は子供か……」
「む〜!いいじゃん!!減るもんじゃなし!!」
「デンゼルとマリンのおやつが減ってしまう」
「ムッ!人の揚げ足取るな!!」
「…事実だ」
「ティファ〜!このムッツリ、無愛想、スケベ男がいじめる〜!!」
「誰がムッツリスケベだ!?」
「あんた以外の誰がいるのさ!!」
「はいはい、二人共落ち着いて」

 じゃれ合う(?)二人の間に割って入るようにして、ティファはホットケーキの皿とシロップの入った小瓶ををテーブルの上に置いた。

「きゃー!美味しそう!!」

 歓声を上げて頬張るユフィに苦笑すると、ティファは店の隅で疲れたようにうずくまっているナナキの所にも持っていった。

「大丈夫、ナナキ?」
「ん〜、あんまり」
「何時に連れ出されたの?」
「昨日の夕方ごろにシドの飛空艇で、ユフィがコスモキャニオンに来たんだ。んで、エッジの近くまで運んでくれたんだけど、シドは何か用事があるとかで、ティファとクラウドに合う時間がないってさ。それで、二人にヨロシクって言ってたよ」
「そう、お疲れ様」


 やはり、自分達二人はまだマシだ…。
 少なくとも、早朝や深夜に『全員集合』と召集がかかった事はない…今のところは。
 シドの渋面が目に浮かぶ。

 ティファは苦笑しつつ、自分の焼いたホットケーキを実に美味しそうに食べるお元気娘を見た。

 どうも、こう、憎めないんだよね…、と胸中でこぼす。

「あれ?これどうしたの!?」

 ユフィがテーブルの上に並べていた写真に気付いて、目を輝かせる。

「あ、それ?この間、デンゼルとマリンが友達のバースデーパーティーに御呼ばれしてね。正装なんて着た事がないでしょ?だから、折角だからパーティーに行く前に沢山撮ったの。丁度、写真を取って帰って来たとこだったのよね」

 それを聞いて、ユフィの後ろからナナキが後ろ足で立って覗き込む。
「うわー、二人共すごく可愛いね!」

 ナナキの言葉に、ユフィもしきりにうんうん、と大きく頷く。
「本当!!子供服ってさ、普段着とかでも可愛いの沢山あるけど、この写真の二人が着てるやつって、ものすごく良い感じじゃん!?これ選んだのって、やっぱりティファなわけ?」
「うん、そうなの。もう、沢山ある服の中から選ぶの大変だったし、結構お金もかかったんだけど、この服を見たとき、『これしかない!!』って思っちゃって、思い切って奮発したの」
「へぇ!!すごく良いよ!そこら辺のお子様達なんか目じゃないね!!」
「うん。本当に可愛いよね。デンゼルのは、どっかクラウドのイメージがするね。これもやっぱりティファが選んだの?」
「そうなの!分かる!?」
「分かる分かる!!」
「…そうなのか?」
「何?あんた本当に分かんなかったの!?」
「……」
「全く駄目だねぇ。息子がこんなに父親慕ってるのにさ〜!ちゃんと気付いてやれっての!!」
「……そ、そうか?」
「しっかり頑張ってよ、クラウド」
「ちょっと、二人共、クラウドはちゃんと子供達にとって良いお父さんなんだから」
「およ?ティファ〜?私達が本気でクラウドの事、責めてるって思ってる〜?」
「お、思ってはないけど」
「けど?」
「もう!!」

 などと、写真を見ながら会話を弾ませていると、子供達が元気良く帰って来た。

「ただいま〜、ってあれ?ユフィお姉ちゃん?」
「ただいま〜お腹空いた、ってあれ?ナナキ?」

 デンゼルとマリンは、思わぬ客人に一瞬目を丸くしたが、すぐに笑顔になって駆け寄った。

「いつ来たんだよ!?」
「へっへー、10時過ぎくらいかな〜」

 ユフィの返事に、子供達は顔を見合わせると、
「そうなんだ。なら、もっと早く帰って来れば良かったね」
「おりょ?どうして?」
「だって、ユフィとナナキと遊べるなんて、あんまりないじゃん」
「へ〜、可愛い事言うねぇ!」
「へへ、オイラもそう言ってもらえてなんか照れ臭いな」

 子供達と仲間の微笑ましい光景に、クラウドとティファはそっと目を合わせると、微笑み合った。

「あ、そうだ!クラウド!ティファ!これ、ジェイミーからもらったんだ」
「この前のバースデーパーティーの時の写真。見て見て!!すごく、ジェイミー達可愛いの!!」

 大人達四人(?)は、デンゼルとマリンが差し出した写真をテーブルに並べた。

「へ〜!すっごい料理だねー!!」
「わー、本当だ。それで、もしかしてこの子がジェイミー?」
「うん」

 写真の真ん中に、高そうなドレスを着ている笑顔の女の子を、ナナキが尻尾の先で指す。

「ふーん」
 クラウドがマリンの返事に、まじまじとその写真を見つめた。
「どうしたの、クラウド?」
「あ…、いや。どんな子なのか気になってたから…」

 デンゼルを『自分のヒーロー』に抜擢した女の子がどんな子なのか、少々気になっていたクラウドは、改めて笑顔で写る女の子を見つめた。
 ティファも、クラウドの横から顔を出して覗き込む。
「ふ〜ん。この子がジェイミーね…」
「ああ、そうだよ。それがどうしたの?二人共なんか変な顔してるけど」

 デンゼルがそう言うと、二人はやや慌てた様に「何でもないわよ」「いや、だから気になってたから『へ〜、この子がそうなのか』って思ってただけだ、気にするな」と、早口で答えた。

 デンゼルとマリンは、キョトンとして顔を見合わせる。

 ユフィとナナキは、そんな事には全く興味を示さず、次々と写真を見ていった。

「それにしてもさ、この子の家って物凄くお金持ちなんだね」
「本当。何かいかにも『お嬢様です』って、感じじゃん?」

 ユフィとナナキの感想に、デンゼルとマリンは素直に頷いた。
「うん。お父さんがどっかのエライさんなんだってさ」
「いつも私達に、お父さんが出張先で買ってきた珍しいお土産を見せてくれるの」

 その言葉に、大人四人(?)は著しく反応した。

 そして、一斉にクラウドを見る。
 クラウドは、困ったようにティファを見る。

「クラウド〜、もしかして、デリバリーサービスで遠出した時とか、お土産買った事ない、何て言わないよね?」
「な、ちゃんと買ってきてるぞ!」
「本当、ティファ?」
「ナナキ、お前まで…」
 ナナキにまで疑いの目で見られ、少々傷ついた様に肩を落とすクラウドに、ティファは苦笑しつつ「本当よ」と頷いた。
「本当だよ。クラウドはちゃんと買って来てくれてるんだから!」
「そうそう、この前なんか、すごく綺麗な飴菓子買って来てくれたんだ!白鳥とか、馬とかの形したやつ!!」

 ティファに続いて、デンゼルとマリンが必死にクラウドをフォローする。

 その姿に、ユフィとナナキは顔を見合わせて、一斉に吹き出した。

「冗談だって!本当に、クラウドは『愛されてる』ねぇ!!」
「本当に。良かったね、『クラウドお父さん』!」
「……よしてくれ、二人共」
「およよ?もしかして、照れてる〜!?」
「な!?て、照れてなんか!!
「ムキになるのが何よりの証拠だよ、クラウド!」
「ナナキ、お前、最近ユフィに似てきたんじゃないか?」
「あー!!それ、どういう意味さ!!」
「そのままの意味だ」
「クラウド、そりゃあんまりだよ」
「ちょっと!ナナキ、あんたまでなんなのさ!!」

 言い合う三人(?)を見て、ティファ、デンゼル、マリンはお腹を抱えて笑い転げた。

 そうして、笑いながらティファは昼食の準備に取り掛かり、子供達はユフィやナナキ、クラウドと共に会話に花を咲かせて、ティファの手料理を待った。

 やがて、ティファが手早く昼食を作り終えて戻った頃、ユフィが再び写真に目を落としてしみじみと「それにしても、本当においしそうな料理だな〜、良いなあ、私も食べたかったなぁ」とこぼしていた。

 その口調が、本当に子供っぽくてティファは思わず笑みをこぼす。

 しかし、デンゼルとマリンは、そんなユフィを見て「「う〜ん」」と首を傾げた。

「どうしたの、二人共?」

 料理をテーブルに並べながらティファが声をかける。
「うん、確かにすごいご馳走が沢山あったんだけどね…」
と、マリンがテーブルに並べられた写真を、デンゼルと共に片付けながら口を開いた。

「何か、そんなに特別『美味しい!』って、思わなかったの」ね?と、デンゼルを見る。
「うん。他の友達は皆『こんな美味いの初めて食べた!!』って大騒ぎだったから、俺たちも話し合わせたけど…」
「へえ、そうなのか?」
 人数分の取り皿を用意していたクラウドが、不思議そうに尋ねる。
 子供達は二人揃ってこっくりと頷くと、しげしげと手の中にある写真の豪華な料理を見つめた。

「見た目は良いのにな」
「うん。でも、見た目ほど美味しくはなかったよね?」
「うん。皆が騒ぐほどじゃなかったな」

 そんな子供達を、大人四人(?)が不思議そうに見やった。

 そうする間に、昼食の準備がすっかり整い、皆で「いただきます」と、挨拶をしてから昼食を食べ始める。

「うん。やっぱりね!」
「うん。やっぱりな!!」

 食べ初めてデンゼルとマリンがしきりに頷いた。

「どしたの〜?二人共〜?」
「何かおかしな物でも入ってた?」
「ティファの料理が何かあったの?」
「…どうした?」

 そんな子供達に四人がそれぞれ問いかける。

 デンゼルとマリンは、目を輝かせてにっこりと笑った。

「ティファの料理の方が断然美味しいって、そう思ったの!」
「そうそう!ティファの料理に比べたから、あのご馳走が特別美味しく感じなかったんだよな」

 クラウド、ユフィ、ナナキは、子供達の感想を聞いて「ああ、成るほど!!そりゃ、ティファの料理に比べたらな…」と納得し、ティファは頬を染め、嬉しそうに「ありがとう、二人共」と、子供達の頭をテーブル越しに撫でた。

 昼食後、片づけを終わって六人はエッジの散策に出かけた。

 折角遊びに来たのだから、家で過ごすのは勿体無いというものだ。

 幸い、天気も良い。

 六人は、ゾロゾロと連れ立って歩いていたが、その途中でデンゼルとマリンの友達と、その両親にバッタリ出会った。

 子供達は子供同士で軽く会話をし、大人は大人で挨拶を交わすと、すぐにその一家と別れて再び散策を始める。

 しばらく歩いてからナナキは、デンゼルがクラウドとティファを見上げて、にんまりとしている事に気付いた。
「どうしたの、デンゼル?何か良い事あった?」

 小首を傾げるナナキに、デンゼルは「へへ!」と笑うと、再びクラウドとティファを見上げて嬉しそうに笑った。
「何だ、デンゼル?俺とティファの顔に何かついてるか?」
「ううん。違うんだ!」へへへ〜、と笑うデンゼルに、ユフィが「な〜に嬉しそうな顔しちゃって〜」と両頬を軽くつまむ。

 途端、「もう、止めろよな」と、少々むくれた顔になってしまったが、それでも、何か良い事があったらしく、クラウドとティファに視線をやると、にんまりとした顔になった。

「「?」」

 クラウドとティファは、互いに顔を見合わせたが、マリンにはデンゼルの『にんまり』する理由が分かったらしく、デンゼルと目を合わせると、同じ様にクラウドとティファを見上げて嬉しそうに笑った。

「もう、なぁに?マリンまで」

 少々口を尖らせ、困った顔をするティファに、マリンはデンゼルと顔を見合わせてにっこりと笑い合うと
「あのね。さっきの友達の『お父さんとお母さん』よりも私達の『お父さんとお母さん』の方が、うんと素敵だなぁって、そう思ったの!!」ね?とデンゼルを見る。
「うん!友達の『父さんと母さん』よりもクラウドとティファの方が断然カッコイイもんな!!一緒に歩いてたら、何かすっごく自慢出来るって感じがするんだ!!」


 子供達の言葉に、クラウドとティファがたちまち真っ赤になったのは言うまでもない。


 そして、そんな二人をユフィが散々からかったのも……語るまでもない。



「それじゃ!もうすぐシドが来てくれるはずだから〜」
「ああ、今度からはちゃんと事前に連絡してくれ」
「ナナキも気をつけて帰ってね。シドにヨロシク伝えてくれる?今度はシエラさんも一緒にって」
「うん。分かったよ。それじゃ、皆、またね」
「うん!またね!ユフィお姉ちゃん、ナナキ!!」
「絶対また来てくれよ!!今度はウータイとコスモキャニオンの面白い話、沢山聞かせてくれよな!!」
「まっかせなさ〜い」
「うん!楽しみにしててよ。自慢出来るふるさとの話が沢山あるんだから」

 そうしてユフィとナナキは、シエラ号の着陸予定地へと去って行った。



 その日の夜。

 セブンスヘブンは営業したものの、早めに閉店して、クラウドとティファはいつもよりも早い二人だけの時間を過ごしていた。
 話題は、やはり『突然登場したお元気娘』と、『デンゼルとマリンの写真』の事だ。
 写真を眺めながら、ティファは溜め息をついた。
「それにしても、本当に可愛いわよね、デンゼルとマリン!!」
「ああ、本当にな」
 クラウドも、優しい目で写真を眺める。
「これとこれ。焼き増ししてバレットに送ってあげなくちゃ」
「ああ、それなら、これとこれも良いんじゃないか?」
「本当!ああ、どうしよう、全部可愛いから選べないわね」
「いっそ、全部焼き増しするか?」
「そうね、それが良いわ!!」
「バレットに送るなら、ユフィとナナキにも何枚か焼き増ししとくか?送らなかったら拗ねそうな気がするんだが」
「そうね。なら、ユフィとナナキにも焼き増しをして…。う〜ん、でも、ユフィとナナキとバレットに送っといて、他の仲間に送らないっていうのはやっぱりあんまり良くないかしら?」
「……そうだな。全員に送るか?」
「うん!こんなに可愛いんだもの!きっと皆喜んでくれるわよ!!」



 数日後、バレット、シド、ユフィ、ナナキ、リーブ、そしてヴィンセントにデンゼルとマリンの写真と、一言のメッセージが届けられた。

 その一言とは

【我が家の可愛い子供達の正装姿です!またぜひ遊びに来てね♪】

 
 このメッセージと写真に素直に喜んだのは1名だけ(当然バレット)で、残りは『親バカもほどほどにしとけ…』と、思いながらも、それぞれアルバムに閉じたり、パスケースに挟んだり、大切に保管したのだった。



あとがき

何だか、変にダラダラした文章になってしまった気が…。
でもでも、きっとクラウドとティファはもちろん、デンゼルとマリンも当然ながら
親バカ・子バカだと思います。そして、仲間もそんな四人を格別な思いで見守っている!!
はい。すみません。全てマナフィッシュの願望の産物です(汗)