*こちらは『シンデレラ』を基にした完全パロディーです。
 ストーリー、キャラ設定、捏造しまくりです。
 苦手な方、嫌悪感を感じられる人は今すぐに回れ右して下さい。

 なんでもどーんと来いや〜〜!!という度胸のある方のみ、お読み下さい。






「見て見て!」
「わ〜、綺麗〜!!」
「素敵ね〜!!」
「「「 羨ましい〜!! 」」」


 王子の誕生パーティーから二ヵ月後。

 城下町では盛大な結婚のパレードが行われていた。

 屋根の無い純白の馬車に乗り、笑顔で手を振っているのは茶色の髪を結い上げ、深緑の瞳を持つ美女。
 隣には純白の正装に身を包んだ漆黒の髪を持つ王子。

 永遠の愛を誓ったばかりの二人は実に幸せそうで、沿道に立って手を振る人々は心から拍手を送り、また、羨ましく思った。

 至福に包まれているザックスは、隣で美しい笑みを浮かべ、手を振っている妻を見つめながら…。



『………まるで別人だよなぁ……』



 などと、しみじみ二ヶ月前を振り返ったのだった…。







シンデレラ……もどき? 16








「それで…?」
「ふふ、それで…というのはどういう意味でしょう?」
「分かっているであろう…?」
「さぁ、はっきり仰って下さらないと分かりませんわ」

 王の自室でブリザードが吹き荒れている。
 バチバチと、目に見えない青白い雷光が走っているかのようだ。

 ザックスは思った。
 まさか、世の中に祖母以外で父親と対等に渡り合える女性がいるとは…。

 ヴィンセントも思った。
 よもや、このように一見華奢にしか見えない女性が、一国の王と対等に…、いや、それ以上の威圧感で持って接する事が出来るとは…。
 王子の母親であるルクレツィアにも、彼女のような強さがほんの少しでもあれば、もしかしたら彼女の人生はもっと別の形になっていたかもしれない…と。

 クラウドも思った。
 ………ティファの成長ぶりにも驚いたが、世の中まだまだ広い。
 まるで、竜と虎の睨み合いではないか…。


 ザックスは王の提案した期限ギリギリでエアリスを城に連れて帰ってきた。
 実は城に戻ってからまだたったの一時間しか経っていない。
 行きは3日であったのだが、流石は天候の移り変わりの激しい海域。
 敏腕なシドの腕を持っても、戻りに3日と半日かかってしまった。
 本当に…ギリギリだった。
 だから、船旅で疲れているであろうエアリスをゆっくりさせてやることもなくこうして王と顔を合わせることになったのだが…。

 エアリスは全く船旅の疲れを見せず、実に堂々と接している。
 一方、エアリスと一緒にいつの間にか船に紛れ込んでいたナナキを含め、ティファとユフィは客室でノックダウンしていた。

 クラウドも、本当は酷い船酔いで衰弱しきっており、宿舎のベッドが恋しかったのだがどうにも王子の想い人が気になって仕方なく、ヴィンセントとザックスの勧めを断って同席することを選んだ。
 なにしろ、あの王だ。
 一体どんな試練を言い渡すか知れない。
 折角、王子がずっと想っていた女性とめぐり合い、思いを通じ合わせたのだから、是非とも添い遂げさせてやりたい。
 だが、それも王の采配一つであっさりと引き離されてしまう。
 自分が同席することでなにが出来るかわからないが、それでも一緒にいて何かしらの力になりたかった…。

 だが…。

『心配…はいらなかった…かな…?』

 この女性は只者ではない!
 会った事はないが、王の母親とどっこいどっこいではないだろうか…!?
 そんな風に考えていると、セフィロスが苛立たしげに鋭く息を吐き出した。

「知っているはずだ。『約束の地』について。何しろ、そなたは『古代種』の末裔だろう!?」

 声を荒げる王に、ザックスが咄嗟に二人の間に割り込んで父親をにらみつけた。
 ヴィンセントも身体の重心を前に移動させ、いつでも動けるように体勢を整える。

 緊張が糸のようにピンと張り詰める部屋で、悠然と座っているのは…エアリス一人。
 口元に称えている笑みを消す事無く、真っ直ぐ王を見つめている。

「確かに、私の母は『古代種』の末裔。だからこそ、私は星の声を聞くことが出来ますし、ナナキの一族と一緒に過ごすことを厭いません」

 静かな口調には、揺ぎ無い力を感じる。

「ですが、母は祖父達に反抗して父と結婚しました。ですから、『約束の地』に関して私も母も、接触することは出来ません」

 スラスラと語るエアリスに、王は苦虫を噛み潰した顔をした。

「ウソをつくな。星の声が聞えるなら、星に直接聞くことだって出来るはずだ」
「そうですね」
「なら、すぐに聞き出せ!」
「お断りします」
「なに!?」

 苛立ちから憤りに変化する。
 怒気を露わに椅子から立ち上がった父親に、ザックスが身構えた。
 相手が実の父親でも、本気でぶつかる覚悟なのだ。
 だが、一触即発の緊迫した事態を招いた女性は全く動じずゆっくりと口を開いた。


「だって、そんなことしたら『ウェポン』が起きちゃうじゃないですか」


 聞きなれない『ウェポン』という言葉に、ハラハラしていたヴィンセントとクラウドが一様に首を傾げる。
 ザックスも内心では首を捻ったが、父親から視線を逸らさない。
 だが…。

「『ウェポン』…だと…?」

 当の父親の方が一変した。
 若干青ざめて見えるのは…気のせいではないだろう…。
 エアリスはそんな王の変化に満足そうにゆったりと頷いた。


「流石、父の教え子ですね。ちゃんと覚えていらしたようで安堵しました」
「「「 教え子!?!? 」」」
「 な…! 」

 三人が声をハモらせて驚き、王も目を剥いてギョッとした。
 エアリスは悠然と微笑むと…。


「父から言伝です。『赤い獣に罪を着せ、私欲に溺れた者達の末路を思い出せ』、だそうですよ」
「 な、な…!! 」
「というわけで、私は監視役でもあるんです」
「 …お、お前…! 」
「でも、まさか初恋の人の父上が私の父の唯一の教え子とは思いませんでした」
「 ………(呆然) 」
「というわけですので、よろしくお願いしますね、『お父様』♪」
「 ………(失神) 」




 それからというもの。
 ザックスとエアリスの結婚話しはとんとん拍子に進んだ。

 昔々、まだセフィロスが10代の若者だった頃、なんとエアリスの父親はセフィロスの家庭教師だった。
 セフィロスは、性格はどうあれ非常に優秀で、あっという間にガストの教えを学び終えたという。
 その後、セフィロスの家庭教師を辞したガストは、自分の研究生活に戻った。
 そうして眠りの森で運命の人と出会い、結婚。
 可愛い女の子を得た。

 やがて月日が流れ、ガストの耳にセフィロスが世界に覇を求める不穏な動きがあるという話がチラホラ聞えるようになり、同時期にイファルナも星から警告を受けるようになったと言う。
 そんな時、森に迷い込んで怪我をしたのが…ザックス。
 発見して助けたのは…エアリス。
 二人はあっという間に恋に落ちたものの、翌日にはザックスを森の外に案内したのでそれきり会う事はないと思っていた。

 だが!

 イファルナは星から聞いていた。
 小さな可能性を。

 もしも、エアリスに助けを求めてくる者がいたら、それがエアリスにとって人生の転機。
 惜しまずに外界へ送り出すように…と。


 そうして。


 星の声に従い、父母はエアリスに会いに来た少女に娘を託した。
 外界に触れて戻ってきた娘から話を聞いた両親は、ちょっぴり寂しそうにしながらも娘が初恋の人と再会したことを喜んだ。
 そして森の外の村に送り出し、速やかに青年についていけるように計らってくれたのだ。





「父上って、いつからエアリスが『古代種』の末裔って気付いてたのかなぁ…?」

 沿道の人々に手を振りながらザックスがごちる。
 34番の女性を気にしている息子を見て、ピンときたらしいのだが、どう考えても不自然だろう…。
 エアリスは沿道の人々に向けている笑顔を夫に向けると、
「ザックス、ずっと私の事を…その、想ってくれてたんでしょ?」
「うえ…!?あ〜…っと……まぁ…な」
「だからね、いつかザックスが眠りの森に私を迎えに行くってずっと思ってたみたいなの。でも、全然ザックスは行動に出さないでしょ?だから、とうとう痺れを切らせてお見合いパーティーって強硬な手段に出たみたいだけど、絶対に誰も選ばない…って思ってたみたい。それなのに、ザックス……その……私の事……」
 真っ赤になりながら口篭もる妻に、王子も釣られて真っ赤になった。

「あ〜……そっか……」

 クシャッと笑って肩を抱き寄せる。
 沿道の人達から黄色歓声が上がった。

「いや、本当は何度も行こうとしたんだけど、我が城の近衛隊長はたいそう有能でね。ことごとく失敗した」

 肩を竦めて溜め息をつくザックスに、エアリスはおかしそうに笑い声を上げた。



「幸せそうね」
「そうだな」

 王子とその花嫁を遠くから見ていたカップルがそっと笑みを交わす。
 本来なら王子付き近衛兵であるクラウドは、王子の傍にいて警戒をしないといけないはずだった。
 だが、今日はその任を解かれている。
 何故なら…。

「さぁ、次はティファの番だ」
「………うん!」

 二人並んでパレードに背を向ける。
 向かうは……ロックハート家。

 ティファの手には丸められた羊皮紙。

 それにはこの一年間、不当に受けていた苦しみから解放される術が詰まっていた。
 既にロックハート家には警吏の者達が到着し、義父達を拘束しているはずだ。

 ギュッと手を握り締めているティファに、そっとクラウドは自分の手を重ねる。
 ハッと顔を上げる彼女を力づけるように一つ頷いて…淡く微笑む。

「……うん…ありがとう…」

 ニッコリ笑ってティファは重ねられた手をそっと握った。




「さぁ、これが証拠。ここにアナタが雇った宝条弁護士の悪事が全部記されてる」

 突きつけたその物的証拠に、ハイデッカーは縛られた状態でガックリと項垂れた。
 その後ろでは、同じくスカーレットとロッソが歯軋りしながら睨みつけている。

 法を遵守するべき立場にある弁護士。
 しかし、法に詳しいが故にそれを掻い潜って金儲けする人間も残念ながら腐るほどいる。
 その一人が宝条だった。
 ハイデッカーの依頼を請け、彼は不当に法を捻じ曲げて正当化し、土地等の権利を実の娘であるティファから奪い取ることに加担した。
 当然、その見返りは非常に美味しいもので、ハイデッカーはかなりの額をこの弁護士に費やした。
 そんな宝条の悪事を暴いたのは…。

 なんとエアリス。

 星にお願い(半分脅しが入っていたと思う…とは、ザックス談)して、ティファの権利を取り戻せるように助言を請うた。

「本当に…エアリスってすごいわよね…」
「そうだな…、なんかもう、なんでもありって感じだよな…」

 連行される宝条元弁護士を見届けながらそう呟きあったのは、つい三日前。
 宝条元弁護士の邸宅から発見された物的証拠である羊皮紙を手に入れ、二人は城直属の警吏に被害届を提出。
 本当は、王子の挙式の後で…という話だったのだが…。

『逃げられたら元も子もないだろう?気にしないでさっさといけよ。ちゃんと結婚披露パーティーは夜通しするから、それには参列出来るだろ?』

 実にあっさりとそう言ってくれた王子のお蔭で、こうして逃げ出す寸前のハイデッカー親子を捕まえることに成功した。


「「「 ティファ〜、覚えてろよ(なさい)ーー!!! 」」」


 恨みの叫びを上げながら、義父達は警吏隊に連行された。
 三人は、これから島流しに合う。
 行き着く先は……『眠りの森』。
 そこで、森に不法に入ろうとする人間を警戒する役目を言い渡されている。

「そんなもん、無視して逃げちゃうんじゃないの…?」

 話を聞いたユフィが至極もっともな疑問をぶつけたが…。

「大丈夫よ。あそこにはナナキの一族がいるから逃げ出したらすぐに捕まえて『食べちゃう』って言ってあるの♪」
「「「「 え…… 」」」」

 ギョッとしたクラウド、ティファ、ユフィ、ザックスに、エアリスは朗らかに笑った。

「大丈夫よ、食べたりしないから。ただ…」
「「「「 ただ…? 」」」」
「ちょっと離れた所にある『ダチャオ像』に一晩逆さづりはするけどね」
「「「「 ……… 」」」」

 ニッコリと微笑んだエアリスに、四人は絶句した。



「ちょっと…可哀想だったかしら…」
「 え!? 」

 ポツリと呟いたティファに、クラウドがビックリする。
 ティファは困ったように笑いながら紺碧の瞳を見上げた。

「だって、あんなに派手好きな人達が質素な暮らしって辛いと思うのよね。そりゃ、この一年の事を考えたら少しくらい痛い思いをしても…とは思うけど、でも、これから先ずーっと…でしょ?」

 クラウドはポカンとすると、呆れたように肩を竦めた。

 そうして…思う。
 小さい頃は、彼女の何を見て嫌いだと思ったんだろう……と。
 本当は小さい頃から今も変わらず優しい人だったのかもしれない。

「…いや、違うな…」
「…?なにが……?」

 声に出したクラウドに、ティファが不思議そうに顔を上げる。

「………ティファ」

 真っ直ぐ向き合って彼女を見つめる。
 突然、見つめられたことに、ティファはドギマギした。
「え……と、あの……なに……?」
 ソワソワと視線を彷徨わせながら、それでもチラチラ盗み見る。
 クラウドは軽く深呼吸をすると、口を開いた。

「俺、小さい頃……、ティファの事、嫌いだった…」
「え……」

 茶色の瞳が傷つけられたように見開かれる。
 クラウドは構わず、真っ直ぐに見つめたまま言葉を紡いだ。

「でもそれは、俺がティファのことを本当に知ろうとしなくて、上っ面だけで判断してたからだ…」
「 ……… 」
「本当は…ずっと……、ずっと気になってたんだ」
「 ……… 」
「ティファはいつも綺麗な服を着て、沢山の使用人を連れて孤児院にやって来てた。だから、親のいない俺達へのあてつけかと…捻くれた風にしか思えなかったんだ…」
「 あ…… 」

 ティファはクラウドの告白に、幼い頃の自分を思い出した。
 確かに、孤児院へ赴くのには相応しくない服装、相応しくない『お嬢様』として出向いていた。
 それが、どれだけ無知で恥ずべきことだったか…今やっと気付いたのだ。
 情けなくて、羞恥心で真っ赤になる。
 今にも泣きそうなティファの両肩に、クラウドはそっと手を置いた。
 ビクッと身体を可哀想なくらい震わせ、ティファが目をギュッと瞑る。
 その仕草に胸が痛むと同時に…どうしようもなく愛しさが込上げる。

 クラウドはそのまま、極々自然な流れでティファを柔らかく抱きしめた。
 ティファは、突然鼻腔をくすぐるクラウドの香りに惨めさが一気に吹き飛んだ。
 バクバクと心臓が破裂しそうになる。

「ティファ…」

 耳元で囁かれる彼の声が甘く聞えて、膝が砕けそうになる。

「だけど、嫌いなはずなのにさ。ずっと…気になってたんだ。それが自分でもわけが分からなくて、益々ティファの事が嫌いだと思うように……自分に思い込ませてた」
「 ……… 」
 クラウドの胸に耳を押し当てるようにして抱きしめられているため、彼の少し早い鼓動が妙にリアルに伝わってくる。
「俺……ずっとティファが好きだったんだ」
「 え…… 」
「でも、自分にはどうしてもティファは手の届かない人なんだって分かってたから、だから無理やり自分に暗示をかけてたんだ。『俺はティファなんか好きじゃない』って…」
「 ……クラウド… 」
「だから…だろうな。俺がこれまで王子付き近衛兵で頑張れたのは…。一人前になって、ティファに会っても恥ずかしくないように…ってさ…」

 照れたように笑うクラウドに、ティファの瞳に涙が浮かぶ。

 そっとクラウドはティファから身体を離すと、そっと持っていたカバンに手を入れた。
 そうして、完全に中のモノを取り出す前に、ティファの前に跪く。

 あの日。
 ザックスがティファにしたように…。
 恭しく…。

「ティファ、これを…」

 差し出されたのは……あの日のハイヒール。

 そっとティファの足を取って履いている靴を脱がせてハイヒールに履き替えさせる。
 片足だけではなく、両足そろった…それ。

 跪いたままそっとティファの手を取り、真っ直ぐに見つめる紺碧の瞳から目を離せない。

「ティファ、私と結婚してくれませんか?」
「 !! 」
「私は…一介の近衛兵でしかない。だから、ティファ、貴女の身分からは到底釣り合わないのは重々承知してる。でも……」

 クラウドが言い終わるのを待たず、ティファは思い切りクラウドの首にしがみ付いた。

「……こんな……私で…良かったら……」
「……バカだな。俺は…このティファが良いんだ…」

 身体を離してお互い泣き笑いの顔でジッと見つめて、可笑しそうにクスクス笑って…。

 ひとしきり笑い終えた後、どちらからとも無く初めての口付けを交わした。


 これからしなくてはならないことは沢山ある。
 義父達が傾けた商売の方を何とかしなくてはならない。
 クラウドも近衛兵としてまた忙しい日が始まる。
 それでも、そんなものは二人には関係ない。

 そっと手を握り合って、二人は馬車に乗り込んだ。
 とりあえず、結婚するという報告を王子とその花嫁に伝えなくては。
 まぁ、花嫁の方はもうとっくに知っているだろうが、それでも直接知らせたい。
 馬車の中でずっと手を握り、時折口付けを交わす二人は、本当に幸せそのもの。


 勿論、王子とその花嫁、ティファとクラウドの幼馴染が結婚の報告を喜ばなかったはずも無く。


 王子の結婚式から僅か一ヵ月後に新しい夫婦が誕生した。
 極々親しい人だけが招かれたその結婚式には、王子とその妻の姿、新郎新婦の幼馴染と孤児院の子供達、近衛兵仲間に…と、様々なバリエーションに富んでいたことは言うまでもない。



 こうして、不当に辛い思いをしていた女性は、世界で一番大切なものを手に入れ、いつまでも幸せに暮らしました。
 彼女と彼女の夫の周りには、常に明るい笑い声が絶えなかったと言う話しです。



 全ての恋する人達に、明るい未来を!



 あとがき

 お、お…。

 終ったーーーー!!!!(絶叫)。
 本当にこんなにも長くなってしまって申し訳ありません(土下座)。
 そもそも、クラウドが王子でないところから全てが狂った感がしないでもないですが、どう考えてもクラウドは王子ってガラじゃないし(ドーン!!)。

 今回、初のパロに挑戦したわけですが、書いててすごく楽しくて…。
 ザックスとクラウドをじゃれさせるのが凄く幸せでした♪

 でも、後半がすっごく迷いました。
 だって、ガラスの靴を履いたら即ハッピーエンドというシンデレラ。
 パロではその設定が使えない。
 という事は、どうしたら良いの…???
 という事になったんですねぇ…。
 もう、本当に困りました。
 王と対決するエアリスが、一番キャラが壊れている気がします(^^;)。
 エアリスファンの皆様、どうか許して下さい。
 もう、あくまでもパロディなので!!(必死)。

 本当にこんなに長くなってしまったこと、心からお詫びします。
 そして、ここまでお付き合い下さった皆様に、心からの感謝を…。