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 あ…。

 俺、死んだ…。



 本当にそう思った。






一生に一度で十分な体験(後編)







 全部がスローモーションだった。
 モンスターの爪が俺の目を引き裂こうと猛スピードで迫るのも。
 割れた窓ガラスの破片が飛んでくるのも。
 デンゼルと先生が悲鳴を上げながら俺を恐怖でいっぱいに開いた目で見てるのも…。

 全部全部、スローモーションだった。

 あぁ…俺、ここで死ぬんだ。
 やだなぁ…。

 そう思うだけの時間があったことに、逆にビックリする。
 全部の音が、色が消えて、世界には俺と、飛んでくるガラスの破片とモンスターの爪だけになった。
 あと…もうほんの刹那の瞬間で、俺は……。


 ヒュッ!!


 眼前を何かが猛スピードで飛んでいった。
 同じくしてモンスターの爪とガラス片が消えた。
 ゆっくりと視線をめぐらせると、後部座席にモンスターが顔面をめり込ませて痙攣している。
 丁度目の真横くらいのところに黒い何かがめり込んでたのは…なんだろう?
 それを確認したのが先なのか、それとも、半狂乱になった先生とデンゼルに抱きしめられたのが先なのか分からない。
 分からないけど、紙一重の僅差で俺は死神の鎌から逃れたことを知った。

 デンゼルが泣きながら俺を呼び声と、先生がデンゼルごと俺を抱きしめて『脅威』から守ろうとする温もりで、一気に『現実』へと帰還する。
 ヒュッ!!と、肺へ一気に呼吸が戻り、全身から汗が噴き出した。
 それまでなにも感じなかったけど、一気に心臓が動き出したような感じがしたから、もしかしたら一瞬止まってたのかもしれない。

 バクバクバクバクって、口から出てくるんじゃないか!?ってくらいに心臓が鳴ってる。

「シュリ兄ちゃん!」

 俺を抱きしめたままデンゼルが叫んだ。
 顔を上げると、添乗員のおばさんに化けてたお兄ちゃんは、すっかりその変装を解いてて、黒っぽい服装で戦ってる。

 あれ…?
 なんで素手?

 ハッとして、後部座席にめり込んでるモンスターを見る。
 意識をなくしているモンスターの顔面にめり込んでるのはお兄ちゃんの持ってた銃。
 あぁ、そっか。
 俺のことを助けるために銃を投げつけたのか。
 …でも、それなら撃った方が早いんじゃない?
 てか、投げつけただけでモンスターがぶっ飛ぶほどの威力ってどんな腕力!?
 なぁんてのんきなことを考えてる場合じゃなかった。
 モンスターはどんどんバスに入り込もうと体当たりかましてくるし、お兄ちゃんは武器がなくなったから苦戦してる。
 俺たちにまでモンスターがこないように背中で庇いながら一手に引き受けてくれているお兄ちゃんの真剣な横顔、厳しい目つきに、死の恐怖がまた蘇った。
 さっきはお兄ちゃんに助けてもらえたけど、このままの状態が続いたら絶対にまずい!
 だけど、かといって俺になにが出来るわけでもない。
 出来るのは、ここでジッとしてお兄ちゃんの邪魔をしないことだけ…。

「くそっ!シュリ兄ちゃんが…!!」
「だ、ダメだってデンゼル!!」

 1人で戦うお兄ちゃんに、デンゼルも危機感を持ったらしい。
 バスの後部に備え付けられてる消火器を引っつかんで無理やり固定具から引き離した。
 なにをしようとしているのか聞かなくても分かるって!

「そんなことしたってお兄ちゃんの邪魔するだけだから!」
「分かってる!でも…!!」
「俺たちに出来るのは…って…ダメだから!!」

 飛び出しそうなデンゼルを引きとめたけど、他のクラスメートが別の窓から逃げようとしたのが見えてそっちに気をとられた。
 慌てて女の子を引っ張る。
 泣きながらクラスメートは大暴れして俺の腕を殴ったり、噛み付こうとしたりでもう…痛いから!
 そしたら、その女の子に影響されたみたいに、他の子たちも次々とモンスターが群れてない窓ににじり寄り始めた。
 先生が必死で止めようとするけど、子供の方が多いし横倒しになってるバスの中ではうまく動けない。
 その点、俺たち子供は身体が小さいから障害物が少なくて済むでしょ、だから割かし早く動けるんだよ。
 って、そんなことを悠長に説明してる場合じゃなくて!!

「ダメだってみんな!外に出たら食い殺されちゃうから!!」

 クラスメートの足を引っ張ったり、腕を掴んだりするけど、いやいや、俺、腕は2本しかないからね、全員を抑えるのは無理だから!!

「ダメだってば!!」
「やめろって!!」

 いつの間にか消火器を足元に放り出してデンゼルも手伝ってくれている。
 だけど、もう本当にパニックになってる人間って説得無理だよ~!
 モンスターの咆哮、唸り声、お兄ちゃんの舌打ちや荒い息遣いに、もう、俺も正気が…正気が保てない!!

 限界だー!!



「クラウド!?」

 なに言ってるんだよ、デンゼル。
 いくらみんなをおとなしくさせるためだからってそんな見え透いたウソ…。

 パッと顔を輝かせたデンゼルの言葉に、パニック状態のクラスメートが窓の向こう側を食い入るように見る。
 次の瞬間。

 鼓膜が破れるんじゃないか!?ってくらいの大歓声。
 泣きながら必死になって手を振ろうとする子もいる。
 ビックリして窓を振り返った俺は、デンゼルがウソをついていないことを知った。


 *


『クラウド、見えた?』
「あぁ」

 目標物はかなり前から視認出来ていた。
 だが、近づけば近づくほど、事態が緊迫していることが分かって焦燥感しか沸いてこない。
 希望?
 そんなもの、この目の前の惨状の前に安易に口には出来ないね。
 上空から状況を伝えてくれているティファに一言だけ返すのが精一杯で余裕なんか微塵もない。
 あのバスにはデンゼルが乗っているんだ…。
 横転しているバスには、黒山盛りになってモンスターが群れていた。
 なんであんなに!?
 どこから沸いてきたんだ、アイツらは!

 フェンリルを疾走させながら武器を取り、思い切り投げつける。
 旋回しながら飛んだ複合剣は、狙ったモンスターを的確に斬りつけながら半円を描いて戻ってきた。
 投げると同時にアクセルも全開に吹かしているので戻ってきた剣を難なく手にすることに成功、そのままフェンリルを乗り捨てる形で俺はバスに飛び乗った。
 横転したバスの側面に降り立つと同時に割れた窓ガラスに群れていたファングタイプのモンスターを2体、同時に斬り捨てる。
 背後のモンスターが飛び掛ってくる気配を感じ、思い切り身体をひねって回し蹴りを食らわし、続いて飛び掛ってきたモンスターを剣で一閃して斬り捨てる。
 バスの中をチラッと覗くと…。


「デンゼル……!」


 頬に擦り傷があるみたいだが、元気な姿のデンゼルがいて、全身から不必要な緊張感が抜ける。
 良かった。
 本当に良かった。
 それに、デンゼルの隣には…。


「ティファ、デンゼルは無事だ。キッドも一緒に乗ってたみたいだ」
『うん、デンゼルとキッド君、同じクラスなんだよ。言ってなかったっけ?』
「……いや、聞いてたけど、何で同じバスなんだ?」
『だって、同じクラスなんだから同じバスだよ。知らなかったの?』
「……それで、こんなやたら大きいバスなのか…」
『それよりもしゃべりながらで大丈夫なの?モンスターに負けないでよ、私たちが着くまで』
「まったく…、誰に言ってるんだ…と!」


 ティファの最後の一言に思わず憎まれ口がついて出た。
 同時に踊りかかってきたモンスターを蹴り飛ばす。
 うっかり背後をとられそうになったが、それは『背後をとられそうになるくらい安心した』ってことだ。
 はぁ…、それにしても安心したら気が抜けたな。
 勿論、まだまだ気が抜けない状況なのかもしれないが、それでも想像していた最悪の事態は回避できた。
 なら、あとはここを守りきるだけ。
 俺なら絶対に出来る。
 なんたって、俺は1人じゃないからな。


 バキッ!!


 バスの内部から突如、異音がしたかと思うとドアが内側から吹っ飛んだ。
 モンスターの巨体がドアを押し破って飛んで出たのに合わせ、中から飛び出してきたのは、今回『休暇中』のはずの…。

「シュリ!?」
「……まったく、来るのが遅い…」
「お前、なにやってんだ?というよりも、来るのが遅いって文句を言うな。これでも仕事を途中で放り出して駆けつけたんだぞ」

 痛いところを突かれてちょっとムッとすると、シュリは無愛想な顔のままため息をついた。

「あぁ、違いますよ、あなたのことじゃないです」
「……そう言うな。リーブだって大変なんだ」

 なるほどね。
 俺やティファじゃなくてWROの対応が遅いってこと。
 シュリは飛び掛ってきたモンスターを見もしないで思い切り裏拳を繰り出した。
 牙が折れて血を撒き散らしながらバスから落ちるその哀れなモンスターに心の中で合掌する。

「局長が大変なのは分かっています。そうじゃなく、局長の下についている幹部クラスの隊員たちのことです……よ!!」

 最後の『よ!!』でモンスターを蹴り飛ばしたシュリと背中合わせに立つ。
 相変わらずの毒舌に、思わず苦笑した。

「お前…、言っとくけどこれ、その幹部も聞いてるぞ?」

 耳にねじ込んでいるイヤホンを指差す。
 こっちを見てはいないが、こいつなら気配で分かるだろう。
 シュリは鼻先で「ふんっ」と笑うと、
「知ってます。ソレが何か?」
 などとのたもうた。
 いやはや、シエラ号の中では今頃ティファが困ってるだろうな、幹部クラスの人間に気をつかって。
 だが、シュリの意見には賛成だ。
 リーブの右腕として動かないといけないはずの幹部クラスの人間が、こういう形で『後手に回る』ような指揮をするんじゃ大問題だ。

 俺とシュリを包囲してモンスターがグルグルと回りだした。
 俺たちが一筋縄でいかないことを本能で悟ってるんだろう、隙を窺っている。
 だが、早々簡単に隙を見せるわけないだろう?
 というよりも、ここでお前らは全滅だ。
 俺の可愛い息子をとんでもない目に合わせたんだからな。
 勿論、主犯と思しき男も…な。


「さっさと片付ける」
「同感ですね」


 相手が動かないならこちらから動く。
 俺とシュリはモンスターの輪の中にそれぞれ突進した。
 俺は剣、シュリは素手。

 なんで素手だったのか後で聞いたが、
『丁度弾切れの時に少年がピンチでしてね、弾を装填している時間がなかったんです』
 サラッとした答えが返ってきた。

 シュリが銃も剣も使わないで戦うのを俺は初めて見たが、中々どうして、やるじゃないか。
 モンスターの牙や爪を巧みに避けつつ、急所を確実に狙って蹴りと拳を繰り出している。
 それに、意外にも身体はかなり柔らかく、大きく足を広げて身体を地面すれすれにまで伏せてみたり、バネのようにしならせて飛び上がったり。
 ふむ、これはかなりのもんだ。
 格闘家のティファとどっちが強いか?
 感心する俺の目の前でモンスターがまた1対、山の崖目掛けて蹴り飛ばされ、その山の陰からシエラ号が飛んでくるのが見えた。


 *


「デンゼル、デンゼル!!」
「ティファ!!」

 モンスターの恐怖が去ったあと。
 ティファさんはモンスター退治の疲れをかけらも見せないでデンゼルを抱きしめた。
 いつもなら恥ずかしがるデンゼルも、今日は流石に…ね。
 素直にティファさんの首に抱きついてる。
 周りでは、WROの隊員さんに助けられて、クラスのみんなも大泣きで大変だ。
 毛布に包まったり、隊員さんにしがみついて泣きじゃくったり。
 隊員さんたちはみんな、とっても優しくて誰一人イヤそうな顔をしていない。
 逆に、嬉しそうに笑いながらクラスのみんなを抱っこしたり、優しく撫でてくれたり…。
 うん、俺、大きくなったらWROの隊員さんになりたい!

 あぁそれにしても…ほんっとうにほんっとうに良かった。
 俺…俺、まだ死なないで済んだ~!!

「キッド、大丈夫か?」
「あ……」

 ポン、と頭に手を置かれて顔を上げると、クラウドさんが真っ直ぐ見下ろしていた。(しかも、すっごくすっごく近い距離で!!)
 思わず泣いちゃいそうだよぉ…!
 てか、もうダメだ…。

「ヒッ……ヒッ……」
「うん、よく頑張ったな」
「ふぅ……えぇええ~~……」
「えらかったぞ」

 もう、めっちゃ恥ずかしい!
 恥ずかしいんだけど、それよりも背中とか頭をポンポン叩いてくれる手が温かいし、抱っこまでしてくれたりするから、ますます泣いちゃうじゃんか~!!

「キッド…君か?」
「ふ、ふぇ…?」

 あらかた泣きつくした!!って時に、添乗員さんに化けてたお兄ちゃんが声をかけてきた。
 俺はまだクラウドさんに抱っこされてたから、顔を上げたらお兄ちゃんの顔が滅茶苦茶近くてビックリした。
 あ…、ビックリしすぎて涙が引っ込んだ。

「さっきは助かった。礼を言う」
「……???」
「キッド君はきっと無自覚よ、シュリ君」

 わけが分からなくてポケッ…としてると、デンゼルを離したティファさんがクスクス笑った。
 クラウドさんは俺を優しく下ろすと、デンゼルをギュッと抱きしめる。
 それを目の端っこで見ながら俺はお兄ちゃんに困ったように笑って見せた。

「ほぉ、無自覚……か」

 う…。
 なんかどうしよう。
 ごめんなさい、って言った方が良いのかな……。

「さっき、児童が窓から飛び出そうとしたのを止めてくれただろう」

 謝ろうか悩んでるとあっさりお兄ちゃんは種明かしをしてくれた。
 あぁ、なんだそのことか。
 とか思ってたら。

「ありがとう、助かった」

 ポン。
 俺の頭を優しく1回叩いたんだ、お兄ちゃんが!
 え?
 えぇええ!!
 本当にそれくらいで褒めてくれるの!?

「ふふ、お手柄ね、キッド君。キッド君が止めてくれなかったら、シュリ君はモンスターに背中を向けながら子供を助けに行かないといけなかったと思うの。それってね、すごく危ないのよ」
 もうまさに『命がけ』ってやつになるから。

 ティファさんの説明に、だんだん顔が熱くなってきた。
 だって、だってさ~~!
 照れるじゃんか!!!

「あら、顔真っ赤。可愛いなぁ、キッド君」

 ああぁぁぁぁああ、も、もうお願いだから、これ以上からかわないで!!

「ティファ、それ以上キッドをからかうな。キッド、本当に良くやったな」

 苦笑しながら止めてくれたクラウドさんだけど、褒められると逆効果!
 赤い顔がますます赤くなるだけだから!!

「じゃあ、とりあえず帰ろっか。キッド君のお母さんたちも心配してるしね」
「それじゃあ、俺様のシエラ号にサクサク乗りやがれ!!一瞬でエッジに送ってやるぜ~」

 槍を使ってモンスターを蹴散らしてたおじさんがそう言ってくれたので、俺たちは『シエラ号』って大きな飛空挺に乗せてもらった。
 初めてモンスターに襲われて、初めて死にかけたっていう恐怖は、初めての飛空挺と初めての空からの光景にすっかり消し飛んだ。

 初めてづくしの一日だったけど、結果的には良かったのかな?
 でも。

 今日みたいな体験は、一生に一度で十分です。


 *


「それで、結局あの運転手と摩り替わってた男は?」
「ダメでした。自分1人だけ助かろうとした報いですね」

 手厳しいその台詞だが、俺は大いに同感だ。
 バスごと掻っ攫って子供を売り飛ばそうとしていた大胆な手口を考え出した男の末路にしては、あまりにもお粗末だけどな、自業自得だろう?
 そもそも、人身売買なんかに手を出したりするからこうなったわけだしな。
 だが、俺とシュリの意見に対し、ティファは違うらしい。
 眉間にしわを寄せてため息をついた。
「でも、だからって死んじゃうのは…ね。結局、犯人の黒幕にたどり着くのも時間がかかりそうだってリーブが言ってたし」
 言いながら、静まり返った2階を気遣わしそうに見上げる。
 デンゼルにとってもデンゼルを心配していたマリンにとっても、今日は本当に大変だったからな、もう今頃は夢の中だろう。
「それにしても、緊急招集をかけた時にシュリ君がいない理由をリーブに聞いたときはビックリしたわ」
「まったくだ。まさか長期休暇をとっている、なんて答えが帰ってくるとは思わなかった。それなのに、独断で潜入捜査していたとは二重の驚きだったぞ…」

 そう言うと、WROの若きホープは憮然とした顔でコーヒーをすすった。
 今回の独断潜入捜査でリーブにしこたま絞られたらしい。

 ティファと一緒に少し笑うと、昼間の騒動による精神的疲労が軽くなる気がした。
 だが…。

「あの大量のモンスター、どこからあんなに…」

 思わずこぼれた疑問。
 ティファの顔から笑顔が消えたが、申し訳ないとは思わなかった。
 この星で異変が起きている前兆では?と、ティファも心配しているのは分かっている。


「闇が……」


 ボソッと呟いたシュリを見る。
 ティファもシュリを怪訝そうに見つめた。
 しかし、それ以上なにも言わず、黙ってコーヒーを口に運んだ。


『この星の移ろい行く姿を正確に知るため』


 シュリがWROに入隊した理由が唐突に蘇る。
 漠然とした不安がむくり、と頭をもたげたが、それを俺は苦いコーヒーで押し流した。

 大丈夫。
 大丈夫。

 俺たちは…1人じゃない。
 何があっても…大丈夫だ。


 ふとティファと目が合った。
 淡い微笑みが彼女の整った顔に広がる。

 あぁ…大丈夫。
 彼女がいてくれるなら。

 その思いをかみ締めつつ、俺はひと騒動あった日を静かに送り終えたのだった…。





 とあるユーザー様の素敵過ぎる『夢』のお話を基にさせて頂きました。
 もうね、すっごくビックリするような『夢』ですよね!?
 シュリも登場して、クラウドもティファもデンゼルも登場って!!
 今回、お話にするにあたり、ちょこっと設定変えちゃいました、ごめんなさい。
 それにしても、またしてもちょこっと隠しへの複線っぽくしてしまって…ご、ごめんなさいね。
 隠し読まなくても全然通じる話しですから、どうかご容赦を…♪

 お付き合い下さってありがとうございましたvv