クラウドは何とも情けない様な……腹立たしいような気持ちで、酒に酔って赤い顔をしているティファを見下ろした。



可愛い彼女のヤキモチ(後編)




 なにが『あれ〜…どこにいくの〜???』だ!!

 クラウドの心の中は猛烈な嵐に見舞われていた。
 怒りの矛先をどれに向けていいのか分からない。
 いつもは絶対にこんな風に酔わない彼女に怒りを向けるべきなのか…?
 いやいや、そんな事、死んだって出来るはずがない。
 では、自分が助けた女性達に向けるべきなのか…?
 彼女達がいなければ、少なくともティファがここまで酔っ払うことはなかった。
 だが、彼女達に出会わなければマリンに最高のお土産をゲットすることは出来なかったのだ……。

 ……ということは…。

 俺か!?
 俺が悪いのか!?
 だが、大して強くもないチンピラを軽く追いやっただけなのに、可愛い娘に素晴らしいお土産を持って帰る事が出来るという幸運を運んでくれた彼女達。
 そんな彼女達を無下にあしらうなど出来るはずが無いではないか…!
 ではあのナンパ氏達か…?
 そりゃそうだ、当然だ。
 怒りの対象に掲げても良いはずだ。
 だが、残念ながらたった今、目の前で脱兎のごとく逃げ出してしまったので怒りの矛先を向けて鬱憤を晴らすことは不可能……。

 頭上には満天の綺羅星。
 そしてムードたっぷりなコスタの夜のビーチ。
 恋人達にとっては夢のようなシチュエーションの中で、クラウドは暗澹たる気持ちを抱え、泣きたくなった…。
 だが、もっと泣きたくなることがこの直後に金髪のヒーローを襲った。


「……うっく………ひっく……」
「………………………………え?」
「ふぅっ…く……ふぇ………ん」
「 !?!? 」


 クラウドは飛びずさった。
 魔晄に染められた瞳はもうこれ以上ないほど見開かれ、驚愕で顔が引き攣っている。
 クラウドだけではない。
 クラウドを取り巻いていた女性達も同様に、アルコールが体内から吹っ飛ぶほどの衝撃を受けていた。

 何故に!?
 何故にいきなり顔をクシャクシャにして泣き始めたのだ!?
 クラウドと女性達、更には一部始終を面白おかしく見物していた回りのカップル達も驚きの大きさは様々だが一様にびっくりしてティファを見つめる。
 クラウドにいたっては、大き過ぎる衝撃のせいで顔が土気色になっている。


「ティ……ティファ……?なんだ…どうした…?」

 震える声を絞り出しながらそろそろと彼女に近付く。
 ボロボロと大粒の涙をこぼしていティファに、クラウドは全身の毛穴が開くのを感じた。
 滝のように冷や汗が流れる。
 息を飲んで見守っている女性達にも自然と緊張で身体に力が入った。


「………怒った……」
「え……?」
「……クラウド……怒った…」


 しゃくり上げながらそう言うティファ。
 クラウドの心臓は鷲掴みにされた。

『ティ…ティファ…。その顔……反則だろ……!?』

 頬を赤く染め、弱々しく上目遣いで涙を流す愛しい人…。
 滅多に見せない弱々しい姿に、罪悪感よりも『可愛い!!』という惚れた欲目から湧き上がる感情のほうが圧倒的に勝っていた。

 思わずうっかり違う世界に飛びそうになる。
 そこを踏ん張ってクラウドはティファの小刻みに震える肩に手を置いた。
 そしてそのまま目を逸らさないで(逸らせるわけない)、ゆっくりと片膝をつく。

「ティファ…、俺がティファに怒るわけ無いだろう…?」
「…う……っく……でも……クラウド……怖い顔して…ふぅっ…っく、私の事……見た…」
「見てない。ティファの事は怒ってないから…」
「………ひっく………ホント……?」


 ズキューーーン!!!!


 潤んだ瞳。
 縋るような眼差し。
 クラウドはクリティカルヒットのダメージを受けた。

 心臓がバクバクと不規則なダンスを始める。
 周りに人がいなかったら、もう思いっきり抱きしめて熱い想いを告げていた………………かもしれない。
 クラクラと眩暈を起こしながら、それでもクラウドはなんとか正気を保とうと、
「ああ…怒ってない」
 そっと彼女の頬を拭う。
 くすぐったそうに首を引っ込め、照れたように笑う彼女に、これまた心臓を打ち抜かれる。
 いやいやもう……なんですか、その反則な笑顔は!!
 仕草は!!
 常の凛としたティファからは想像も出来ない『恥じらいの仕方』に、クラウドは既に限界に達していた。
 このまま彼女を別荘に連れて行く!
 もう、こんな可愛い彼女を他の人間に見せるわけには行かない。

 良し!
 思い立ったが吉日!!
 善は急げ!!

 クラウドは勢い良く立ち上がると、自分の席に戻って荷物を手にティファの元に舞い戻った。
 その間、僅か数秒。
 クラウドのその神速な動きに、周りの人達はただただ呆気に取られる。

 当然、そんな第三者の視線など全く眼中にはない。
 クラウドの頭の中には、
『とりあえず、何はともあれティファを別荘へ!!』
 だけだった。

 が…。
 ティファの手を取って彼女を立ち上がらせようとしたクラウドに、ティファはこれ以上ない程の可愛い仕草で小首を傾げ、薄っすらと恥ずかしそうに微笑みながら……。

「クラウド…ホントに怒ってない…?」

 小悪魔か、彼女は!!

 クラウドはもう数え切れない程の眩暈に襲われながら、それでも、それでも!!!
 必死の苦労で己の中に残っている残り少ない理性をかき集めて平静を保った。
 驚異的なその精神力は、流石ジェノバ戦役の英雄!!と、称賛されるべきものだろう。

「ああ…怒ってない」

 優しく微笑みかけ、彼女を椅子から立ち上がらせる。
 そして手を繋いで別荘まで……。
 と、思っていたのに…。


 ギューーーッ!


 クラウドの頭は真っ白になった。
 いやいやいや、何だ、彼女は一体何をしているんだ!?

 公衆の面前で…。
 あの恥ずかしがり屋のティファが!!

 自分に思い切り抱きついている!!!!

 驚愕を通り越してもう放心状態。
 何も考えられないし、周りの雑音も一切シャットアウト!
 そんな茫然自失状態のクラウドに、ティファはこの日、最後の爆弾を投下した。


「クラウド…怒ってないなら…」
「…怒ってない…ぞ…?」



「…チューして?」



 クラウドのリミットゲージはマックスになった。
 そしてそのまま己の中に溜まりすぎてショートする。
 クラウドは意識を手放しそうになった。
 それをかろうじて残っていた理性が必死に現実へと引き戻す。

「ティ、ティファ……あの……」
「クラウド…私のこと…嫌い?」

 ゲフッ!!(吐血)。
 そんな可愛い仕草でそんなことをこれまで聞かれたことがあったか?いや、ない!!
 目の前には目を潤ませ、不安そうに眉根を寄せ、自分にしがみ付いている愛しい人。
 しかも、
『チューして?』
 だなんて!!!
 クラウドはもうなにが何だか分からなくなった。
 普段からそういうことはあまりない自分達。
 恒例となった、『おはよう』と『お休み』のキスの他、まぁ、そういう雰囲気の時だけのスキンシップ。
 そもそも、そういう雰囲気になること自体が悲しいかな、あまり……ない……。

 というわけで、彼女がこういう風におねだりをしたことなんか……あるはずないじゃないか!!

 頭は真っ白、心臓はバックバク。
 イヤでも血液が顔に集中し、真っ赤になっていくのが分かる。
 そして…。

 ビクッ!

 視線には好奇の視線が痛いくらいに突き刺さる。
 中には、彼女の可愛過ぎるその表情に見惚れている野郎共も……。

『見るんじゃねぇ!!!』

 彼女に見惚れている野郎共は勿論の事、キャーッ!と騒いでいる女性達や他のカップルに心の中で怒鳴りつける。
 無論、クラウドがいくら心の中で怒鳴りつけても、聞えないのだから意味はない。
 そうこうしている間に、な、なんと!
 彼女がそっと目を閉じたではないか…自分に顔を向けて…!!


 グラリ…。


 血圧が上がり過ぎて眩暈が起きる。
 いやいやもう…この大衆の面前でなにをしろと!?
 いや、勿論…その……キス……だろ…って……。



 出来るかーー!!!!



 クラウドはご存知の通り、ティファと同じ位照れ屋で奥手。
 その彼にとって、彼女のこの『お願い』はこの上ないほどの……お仕置き。
 セフィロスにたった一人で立ち向かって、死にかけたほうがまだマシ!!
 星痕症候群に侵され、たった一人で教会に逃げ込み、己の死をまっていたあの頃の方がまだマシ!!

 そう思えるほどの…大きな試練。
 何しろ、彼の目の前で愛しくてたまらない彼女がほんのりと頬を染め、目を閉じて色っぽく自分の……その……キスを待っている…。

 これが二人きりだったら……。

 周りには余計なギャラリーがゴクリと唾を飲み込んで見守っている。
 もし…。
 もしもここで彼女の要望に応えてしまったとしよう。
 彼女は満足するかもしれない………今は!
 しかし、酔いが醒めた明日の朝は一体どうだろうか…。
 間違いない。
 顔を真っ赤にして怒るか、顔を真っ赤にして照れてしまって一日中…いや、子供達の命令通り残りの三日間は別荘から出ないだろう…。
 では……残された道は拒絶だけ……?
 ……。
 ………。
 …………。


 無理!!
 それも無理!!
 そんな勿体無い…いやいや、美味しい……いやいやいや、彼女に恥をかかせるようなこと、出来るはずがない!

 クラウドの脳内を凄まじいスピードであらゆる考えが浮かび、却下される中、たった一つの結論に至った。



 グイッ!!
 ガバッ!!
 脱兎!!!!



 両腕にキングサイズのぬいぐるみの入った袋をぶら下げたまま、酔っ払っている彼女を抱き上げ、猛然とその場から駆け出した。
 残されたのは、呆気にとられるギャラリーと、濛々と立ち上る砂埃…。
 クラウドに助けられた女性達も、ティファに見惚れていたその他大勢、そしてクラウドとティファのやり取りを生唾飲んで見守っていた面々は、そのあまりにも潔い走りっぷりにポカンとするばかりだった…。

 そして。
 その一瞬後のビーチに、

「くあ〜!」
「寸止めかよぉ!!」
「惜しかったなぁ〜!!」
「やっちまったら良かったのに〜!!」
「あ〜ん、素敵〜!!」
「クラウドさ〜ん!!」

 などという声がドッと上がり、騒然となったのだった。



 一方。
 別荘に光の如き速さで帰り着いたクラウドはと言うと。

 ひたすらティファの背を撫でていた………トイレで。

 ベロベロに酔っている状態なのにいきなり抱え上げられ、その直後の爆走はティファをすっかり悪酔い状態にしてしまった。
 クラウドの服が汚されなかったのが奇跡にすら思える。

「本当にすまない、大丈夫か?」

 ひたすら謝って必死に彼女の背を擦る。
 息も絶え絶えに苦しそうにトイレにへばりついているティファに、心底自分の考えのなさを思い知らされる。

「これでも……考えた行動だったのになぁ……」

 低く重く、ボソリ…と呟いて、クラウドは泣きたくなるのだった。


 ティファが漸く落ち着いたのはそれから三十分と少し経ってから。
 彼女は大きなベッドに静かな寝息を立てている。
 その様子を、クラウドは疲れ切った身体をベッド脇の椅子に沈みこませてジッと見ていた。

「なぁにが…『絶対に楽しんできてよ』…だよ……」

 はぁ……。
 知らず知らずの内にこぼれる溜息は数え切れない。
 本当に今回は……疲れた。
 あと三日。
 出来ればもう、別荘から出ないでここでゆっくりしたい。
 思い切りゴロゴロと寝て過ごしたい。

 そんな何とも若さの欠片もないことを思ってしまう。

 だが、本当に今回は朝からビックリさせられっぱなしだ。
 ユフィの突然の襲撃はもう慣れた………慣れたくないことだけど。
 しかし、まさか子供達までもがかんでいたとは!
 更には今夜のティファだ。
 確かに…彼女が深酒をした原因は自分にある。
 だけど、よもやあんなに可愛い酔っ払い方をするとは!!

 そう…。
 とてつもなく可愛かった。
 出来れば二人きりの時にああいう風に酔っ払ってくれたら良かったのに……。

 などと、不毛なことを考えながら、クラウドは苦笑した。
 そっと手を伸ばして彼女の額の髪を払う。

「どうせ、ここまで酔ってたら明日には覚えてないだろうな…」

 流石に今夜の酔っ払い振りを覚えているのは可哀想だろう。
 生真面目な彼女のことだ。
 死ぬほど恥ずかしがって、何日間かは確実に落ち込むに違いない。
 だがホッとすると同時に…少し惜しくも感じる。
 こんなに可愛いヤキモチを妬いてくれたのは…初めてじゃないだろうか?
 いつも、自分ばかりがヤキモチを妬いているように感じるので、ティファがこうしてヤキモチを妬いて、泣いたり怒ったり……求めてくれたことが嬉しい。

「ま、しょうがないよな」

 クスリ…と笑って、クラウドは立ち上がり、疲れた身体をう〜ん…と伸ばして部屋の電気を消したのだった。


 翌日。
 ティファは酷い頭痛で目が覚めた。
 喉が異様にカラカラで、なんとなくいがらっぽい。
 おまけに、目を開けると天井がグルグル回っている。

 二日酔い…。

 滅多にならないその現象に、ティファは顔を顰めながら身体を起こそうとして……止まった。
 何故、こうして寝ているのだろう…?
 いつの間に別荘に帰ったのだろうか?
 ふと隣を見ると、自分をやんわりと包み込むようにして眠る愛しい人。
 穏やかなその寝顔に、二日酔いが薄れるような気がした。
 だが、勿論そんなことで二日酔いが治るはずもない。
 ティファはとりあえず、クラウドを起こさないように気をつけながらベッドから抜け出そうとした…。


「起きたのか…?」


 掠れた声。
 首を回してみると、寝ぼけ眼のクラウドがぼんやりと自分を見つめている。
 途端に跳ね上がる心臓。

「あ、うん…ごめんね、起こした?」
「いや……そんなことない。それより、喉が渇いたのか?」

 素直に頷くと、もそもそとクラウドはベッドから抜け出して、冷蔵庫から水の入ったペットボトルを差し出した。
 ティファは二日酔いでダルイ身体と鈍痛のする頭のために、素直にクラウドの好意に甘える。

 あっという間に500mlのボトルを半分飲み干し一息ついたティファは、心配そうに自分を見つめるクラウドに改めて礼を言って苦笑いを浮かべた。

「ごめんね…なんか……昨夜は飲み過ぎたみたい」

 その言葉に、魔晄の瞳がギョッと見開かれる。
 ティファはそんなクラウドに少し驚きながらペットボトルを返した。
 クラウドは無言のままペットボトルを受け取り、注意深くティファを見る。
 その窺うような彼の視線に、疑問が沸く。

「なに…?」

 小首を傾げて問うと、途端に逸らされる視線。

「……いや…」

 なんとなく……イヤな予感が胸に込上げる。

「なにか……あった…?」
「…………別に…」

 合わない視線に、たどたどしい…その返事。
 ティファは言いようの無い不安に駆られた。
 自分が酔っ払っている間に、なにかあったのだろうか?
 例えば、昨夜、クラウドを取り巻いていた女性達絡みで…。
 いや……。
 そうではなくて、むしろ自分が何かしてしまったのだろうか?


 その考えに至った時、唐突にティファの脳裏にあるワンシーンが蘇えった。


 ― 「クラウド…ホントに怒ってない…?」 ―
 ― 「クラウド…怒ってないなら…」 ―

 ― 「…チューして?」 ―


 ボンッ!!


 キャーーー!!!!!
 い、い、今のはなに!?
 い、いいい、今のシーンは!?!?

 一気に昨夜の醜態がフラッシュバックする。
 突然パニックに襲われ、真っ赤な顔をして固まったティファに、クラウドは驚愕して、
「おい、どうした?気分が悪いのか?」
 オロオロとティファの顔を覗き込む。
 至近距離の紺碧の瞳に、ティファのパニックはエスカレートした。

「な、なんでもない!!」

 半ば突き飛ばすように(実際、クラウドは吹っ飛んだ)彼の胸を押して、ティファはシーツに潜り込んだ。
 バクバクとうるさい心臓の音に、泣きそうになる。
 クラウドはクラウドで、ティファが昨夜の出来事を思い出したのだと察せずにはいられなかった。

『ウソだろ…?あんだけ酔っててなんで思い出すんだよ……』

 床に尻餅をついて、クラウドはどう言葉をかけたら良いのか頭を抱えるのだった。




 三日後。

「あ、おかえり〜!」
「おかえりなさ〜い!!」
「やっほ〜!どうだった、南の国は〜♪」

 セブンスヘブンに帰ってきた二人を、子供達とユフィが満面の笑みで出迎えた。
 ユフィは勿論、満面の笑みの後ろに小悪魔の尻尾を覗かせている。
 ナナキ…が見当たらないのは、どうやらウータイのお祭りが終ると同時に解放されたのだろう。

 なんとも言い難い雰囲気を醸し出しながら、そわそわとする二人に、子供達とユフィは自分達の作戦が上手くいったのだと確信した。

「ねぇねぇ、なにしたの?」
「お土産話、聞かせてくれる約束だもんな!」
「そうそ!ほらほら、二人共固まってないで早く入った入った〜!」

 クラウドとティファは、顔を見合わせるとはにかんだ笑みを浮かべてそっと寄り添いあいながら我が家のドアをくぐった。

 その日の晩。
 子供達とユフィは、結局二人がずーーっと別荘から出ないでゴロゴロして過ごしたという報告に、あからさまにガッカリしながらも…。


『『『その割には……なんか雰囲気が違うよな(ね)』』』


 そう感じずにはいられなかった。
 きっと、自分達には言えない良いことがあったのだろう。

『『『ま、それならそれで良いか(いっか)!』』』

 なんとも奥手な二人に、三人はそれぞれ自分を納得させ、満足するのだった。




 ― いや…本当に俺はなんとも思ってないから ―
 ― …………… ―
 ― その…むしろ………嬉しかったし… ―
 ― え……? ―
 ― そこまでティファに想われてるんだ…って分かって…嬉しかった ―
 ― ……軽蔑……してないの…? ―
 ― するわけない!むしろ、俺のほうがいっつもヤキモチ妬いてるのに…! ―
 ― …うそ…… ―
 ― …こんなこと…ウソついても仕方ないだろ? ―
 ― …だって…ヤキモチ妬かれるようなこと、私してないじゃない…… ―
 ― はぁ…。ティファは無自覚だもんな… ―
 ― え……ええ?そ、そんなことは… ―
 ― 本音を言えば、もう店はしないで欲しいくらいだ… ―
 ― そ、そ、そうなの…? ―
 ― ……あぁ… ―
 ― ……本当に軽蔑してない…? ―
 ― してない。というよりも、普段からもっとヤキモチ妬いて欲しいくらい……って……俺は一体なにを言ってるんだ… ―
 ― ………(///) ―
 ― ………(///) ―
 ― その…クラウド… ―
 ― ……ん? ―
 ― もうこのまま、コスタにいる間はずっと別荘でのんびりしよっか…? ―
 ― 大いに賛成だ ―



 このやり取りは二人だけの大切な秘密…ということで♪



 あとがき

 ………。
 …………やっぱり、ラブラブな二人って…難しい……(撃沈)。
 可愛く迫ってくるティファを書いてみたかったんです。・゜゜ '゜(*/□\*) '゜゜゜・。
 だ、だ、だめだーー!!

 ほんっとうにすいません(脱兎)