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「やれやれ。なんとかいつものティファさんに戻ってくれて助かりましたねぇ」 作戦本部ではリーブが胸をなでおろしていた。 しかし、隻眼の美女は難しい顔をしている。 「だが、万が一クラウド・ストライフに何事か起こっていたとしたら、すぐにまたマズイ状態に逆戻りするんじゃないのか?」 リーブはその至極ごもっともな意見に苦笑した。 「シャルア博士の心配はもっともですが、その時はその時で考えましょう。敵のレベルを考えると、どうしてもティファさんの戦力は必要ですからね」 「まぁ、確かにね。それにしても…厄介だね」 「はい…」 2人はモニターに映し出されている映像を改めてまじまじ見ると、見て苦虫を噛み潰した顔をした。 熱帯雨林に囲まれた豪勢に見える建物。 その建物をグルリ、と囲んで小さな動く点はWRO隊員。 彼らの作業は地道なものだが、一刻も早く終わらせなくてはならない重要なものだった。 その作業が、ある一点を境に動いていない。 なにを失ったとしても…。(後編)最上階についてまず最初に気づいたのは、この建物の構造が奇妙だということだった。 外から見たら野太い長方形…だと思っていた。 そして、廊下の終わりに天井までの吹き抜けがあったので、建物で言うと端っこに位置するのかと想像した。 だが、どうやらそうではないらしい。 「なにここ…、もしかして真ん中?」 左右前後に4つに分かれた廊下が延々と続いている。 1階部分と同じで照明は薄暗いのだが感覚的に同じくらいの距離はありそうだ。 別に方向音痴ではないのだが、なんとなく『廊下の終わりは建物の端』だと勝手に思っていた。 だが、よくよく考えると廊下には窓が1つもなく、異様に高い天井に薄暗かった照明。 感覚が鈍っても仕方ないのかもしれない。 しかし、さほど気にすることもないかもしれない。 建物のど真ん中に吹き抜けがあったとしても全然おかしくない。 しかし、普通なら吹き抜けがあるということは、天井は『コンクリートの壁』ではなくて、『ガラス張り』にしているのではないだろうか? 明り取りの意味も込めて、ガラス張りにする方がなにかといいはずなのだが…。 「…そんなことを悩んでも仕方ないわね」 1つ頭を振ると、最大限に気配を配って廊下を進む。 人の気配はするのだが、今のところ殺気や悪意は感じない。 それに人の気配も少し薄いことを考えると、かなり離れたところにいるのだろう。 監視カメラも…見当たらない。 (クラウド…どこにいるのかしら…) ティファは慎重に奥へ進んだ。 それにしても…と思う。 なんだかよく分からないが、足元がフワフワと柔らかいというか、頼りないというか、奇妙な感覚がする。 造りはいかにも『豪勢』なのに、なんとなくそれが『うそ臭い』ものに感じる。 もっとも、ティファは建築物に詳しくないので『本物』か『うそ』か聞かれると非常に判断に困る。 それにしても…と思考を他に変えた。 人質が捕まっているなら、てっきり地下ではないか…と思ったのだ。 最上階だと言い切ったシュリの判断を疑うわけではないのだが、(なにしろ、星に聞けるのだし)それにしても、何故に最上階? 屋上にヘリを乗り付けられたらあっという間に終わりではないか。 (!?そうよね、なんでヘリで乗り付けなかったの?) 改めてわいた疑問にティファは首をひねった。 しかしすぐに顔を赤くしてフルフル、と首を振る。 こんな簡単な疑問に今更気づいたということは、それまで全く気づけなかった自分の余裕のなさを裏付けることに他ならない。 (クラウドと一緒に帰れたらお説教されちゃうな、みんなに…) 思わず苦笑が浮かぶ。 しかし、勿論『お説教される』未来を望む。 『お説教』すらされない、出来ないサイアクの結果を招いてしまった未来など、考えたくもない。 ティファは絶対にクラウドを失えないのだから。 一本目の廊下は結局、部屋1つすらないまま突き当たりに着てしまった。 念のため、壁を叩いて中が空洞でないか確かめてもみたが結果は残念なもの…。 仕方なくもと来た道を駆け足で戻る。 再び吹き抜けに戻ったとき、ティファは全身に緊張を走らせた。 先ほどは1人だったその場所には、人影が1つ、薄暗い明かりを受けて立っていた。 溢れんばかりの闘気は、最初からティファをやり合うつもり満々だ。 ティファはゆっくりかまえると、1つ息を吐いた。 準備はそれだけ。 言葉など必要ない。 クラウドの居場所を問うつもりもなかった。 問うたところで、この目の前に立つ不気味な男が教えてくれるはずがない。 目だし帽なのは他の敵と同じ装い。 違うのは武器を持っていないこと。 ユフィたちの敵がどんな武器を使っているのかティファは知らないが、自分と同じように体術を駆使する人間が多くはないと知っている。 ティファは前方目掛けて思い切り足元を蹴った。 一瞬で男の懐に飛び込む。 拳を叩き込もうとして逆に手を掴まれた。 反対の手で拳を叩き込もうとすることで、掴まれた手を逆手に取られないようにする。 しかし、それも封じ込められる。 そのまま廊下に押し付けられそうになるも、柔らかな身体を生かして両足を揃えると思い切り男のアゴを蹴り上げた。 仰け反った男の手から力が抜ける。 そのまま宙返りをすると自由になった手を使って再度、殴りかかる。 成功。 今度は男の鳩尾(みぞおち)に強かな拳撃を喰らわせた。 目だし帽に遮られてくぐもった呻きが洩れる。 後方へ吹っ飛ぶ男に、そのまま見送ることなどしない。 ギリギリのラインで回し蹴りを側頭部へお見舞いする。 しかし、今度はうまくいかなかった。 またしても体勢を整えた男が、今度はティファの足を掴むことに成功したのだ。 身を捩って男の手から足を取り戻そうと試みたが、思い切り振り上げられてバランスを崩す。 何度か振り回され、遠心力をつけて男は壁に押し付けるようにしてたたきつけた。 が、それを今度は逆手にとって両手で壁に立つと、掴まれたままの足を思いっきり蹴り上げた。 壁と天井の境ほどまで男の身体が持ち上がり、激突する。 痛みと衝撃によって男の手が離れ、その間に間合いを取った。 取った間合いを、勢いをつけて駆け出して縮め、足技を繰り出す。 敵も同じように蹴り技を繰り出した。 ティファの細い足と、男の野太い足が交錯する。 ティファの口から鋭く息を吸い込む音と、小さな悲鳴が上がった。 男に蹴り飛ばされて壁に激突する。 ガラガラと音を立てて壁が崩れ、あわやティファは外に投げ出されそうになった。 ギリギリのところで屋内に留まる。 ジンジンと痛む足を庇いつつ、ゆっくり立ち上がる。 男の足を見た。 そこにあったものに、ティファは目を見張った。 「マテリア…!」 ティファの呟きが聞こえたのだろう。 男がこれ見よがしに足を持ち上げた。 そして…、『嘲笑』という形で初めてティファに声を聞かせた。 その嘲笑で、ティファの中の怒りがまた呼び覚まされた。 どんな思いであの2年前の暗黒時代を乗り切ったか! この星に生きる人たちみんなが、今も星のために手放し、苦労して次のエネルギーを模索している中、この敵は自分の快楽のためだけに手を出している。 同時にティファはほぼ全てを理解した。 この男たちは禁断の力を世に見せつけ、確かな力であると証しするためにクラウドを拉致し、自分たちを呼び寄せたのだ。 言わば、自分たちは実験台。 そして、クラウドは生贄だ。 「許さない!」 足の痛みも忘れてティファは全身の力を込めて駆け出した。 男も嘲笑を引っ込めるとティファへ向かう。 全身から迸る闘気は、どちらがより力強いのだろう? その差はほんの僅かのはず。 ということは、ティファに圧倒的にフリ。 しかし…。 「絶対に…、絶対にアンタたちなんかに負けないんだから!!」 再び交わった拳。 男は蹴り技に徹しようとする。 しかし、ティファはそれをさせない。 身軽なのを生かし、男の足が届かないよう距離を図ったり、急接近して男の肩を軸に自身の身体を跳ね上げると顔面に蹴りを食らわせた。 男の動きも鈍重ではないのでそのような攻撃が通用する隙はあまりなかったものの、蹴り技だけは絶対に出させなかった。 となると、拳と拳の勝負になる。 男と女というハンデがあるにもかかわらず、ティファは1つも引けをとっていなかった。 何発かは身体、肩、顔に喰らってしまったが、それでも倒れなかった。 両者一歩も譲らず。 そのままの状態で、2人が何十回目かの拳と蹴りを繰り出したとき。 突然轟音がして建物全体が大きく揺れた。 それと同時に、ティファの視界の端にWRO隊員の制服が映った。 あ!と顔を向けた一瞬の隙を突いて、敵がティファへ蹴りを繰り出す。 ハッとした時には目を閉じる暇もないほど男の足が眼前に迫っていた。 パーンッ! 乾いた音。 目の前で弾けたマテリアの破片と、男の血飛沫(ちしぶき)。 打ち抜かれた足を抱えて廊下を転がって苦悶する男は、駆け寄ったグリートになんなく押さえ込まれた。 「ティファさん、ご無事で!」 「ライ君、リト君!」 紫紺の瞳とグレーの瞳に全身から力が抜けそうになる。 WRO隊員がここまで来たということは、最上階から下は仲間たちによって制圧されたに違いない。 ホッとして…、しかしすぐにまた緊張が走った。 「クラウドがまだ…!」 「あちらは既に把握しています。クラウドさんはいませんでした」 「だから、残るのはあっちだけ!ほら、ティファさん早く早く!!」 足掻く敵を仲間と一緒に押さえ込みながらグリートが急かす。 「さぁ!」 プライアデスもいつになく真剣で切羽詰った表情でせっついた。 おまけにプライアデスの場合、せっついただけでなく促すと同時にティファの手を取って一緒に走り出した。 手を掴まれたことを突っ込んでいる場合でないことくらいティファも分かっているし、正直、その時は全く意識していなかった。 「思った以上に建物が弱かったんです!崩落するのにもう時間がありません!!」 「え!?ほ、崩落!?!?」 走りながら状況を報告したプライアデスに、ティファは素っ頓狂な声を上げた。 青年は「えぇ!」と頷くと、足を必死に動かしながら説明を続けた。 「この建物、欠陥住宅ってやつなんですよ!だから、敵を殲滅させるためと、この建物に備え付けられている余計な装置を壊すため、手っ取り早い手段を選んだんです!」 「な、なにその装置って!!」 「マテリア増幅装置」 ティファは息を呑んだ。 しかし、足は止めない。 走っていても振動がビリビリ伝わってくるのだ、時間がない。 ようやっと目当ての部屋が目の前にきた。 ティファは足を止め、室内にいるであろう敵に対峙するため体勢を整えようとしたのだが、そんなティファにお構いなしにプライアデスは引っ張った。 危うく転倒しそうになる。 手をつないでいない方の手をホルスターへ伸ばし、銃を取ると躊躇いなく発砲した。 ギョッとしたティファをよそに、プライアデスの発砲は3発に及んだ。 そうして、とどめ!と言わんばかりに彼はドアを蹴破った。 「あ!!」 室内に転がり込むように駆け込んだ2人が見たものは、簡素なベッドに横たわっている生気のないクラウドの姿だった。 * 「WROだけが戦える組織じゃない」 「そのために今回のことを?」 WROの一室で、リーブは強化ガラス越しに今回の主犯格と相対していた。 男は右の額からアゴにかけて醜い切り傷が刻まれている偉丈夫だった。 顔の傷だけで、彼がどれほどの戦を乗り越えてきたのかが分かる。 そうして、傷のついていない左目は…。 「我らは戦うために神羅に作られたんだ!平和になったからと言って用なしにされたんじゃあたまったもんじゃない! 「なら、真っ当に戦うためにも我々と一緒に戦う道を選んでくれたら良かったんです。それを…」 「ふざけるな!俺たちが戦うのは皆で手を取り合って頑張ろう、だなんて腑抜けた飾り物の戦いじゃない、本物の命をかけた戦いだ。それがソルジャーの生きる道だ!」 「そうですか、それは残念です」 リーブは立ち上がった。 これ以上、彼に聞くべき事はない。 そもそも、マテリア増幅装置は神羅時代からあったものだ。 まだ作動出来る機械が残っていたとは驚きだ。 「そうそう。アナタのお仲間もアナタも含め、処刑にはしません」 振り返ってそう言うと、男は鼻で笑い飛ばした。 「今更命が惜しいわけもない!殺すがいい!!」 しかし、その豪語を鼻先で嗤った者がいる。 リーブの傍に黙って従っていたシュリだ。 酷薄な目でねめつけるとリーブの前にスッと立った。 まるで、リーブをこの男の目から守るように…。 「なにを言う。お前たちを生かすのは『そんな命でも惜しい』からじゃない。『殺す価値もない命』だからだ」 男の目が見開かれた。 まさか、正義を振りかざすWRO隊員の口からこのような台詞が飛び出すとは思いもしなかったのだろう。 シュリは更に言葉を続けた。 「心配しなくてもちゃんと食事は与えてやる。だが…」 何か言いたそうに必死になって遮ろうとするリーブの背を押しながら部屋をゆっくり出る。 「『殺してくれ』『死んだ方がマシだ』という思いはたっぷり味わってもらうからな」 「シュ、シュリ!?」 「勿論、お前のその願いが叶えられることは万に一つもない。せいぜい、自分の寿命が短いことを祈ってろ」 悪役にしか思えない台詞を残し、シュリはあたふたするリーブと一緒に部屋を出た。 * 「クラウド…大丈夫?」 「あぁ…もう随分良くなった…すまない…」 ところ変わり、クラウドはWROの医療班によって手厚い看護を受けていた。 入院の理由は極度の脱水と薬漬け。 いくら敵が猛者揃いとはいえ、クラウドがなにもしないで一週間も監禁され続けた理由がこれだった。 あの日。 ティファへの電話を切ってラスト一件の依頼へ向かい、仕事を終えたクラウドに依頼主の子供がヨタヨタとした足取りで追いかけてきた。 手にはトリュフの乗った皿とミルクのカップ。 「おにいたん、あ~がと~(ありがとう)!これ、これ~!」 まだまだ幼い男の子が一生懸命差し出してくれたその『報酬』に、クラウドは目を丸くして男の子が来た方を見た。 戸口に若い母親が微笑んでコックリ頷いた。 思わず頬を緩めると、男の子の視線に合わせるべくしゃがみこんだ。 「これ、俺にか?」 「しょ~~!(そう)どじょ~!(どうぞ)」 ニコニコ笑いながら一生懸命差し出してくれるその姿が堪らなく愛らしく。 苦手な甘いものだったが躊躇いなく口に放り込んだ。 ミルクで口に広がった甘みを押し流す。 「ご馳走さん。美味かった」 「にゃは~♪」 頭を撫でてやると、男の子は満面の笑みを浮かべ、嬉しそうにヨタヨタとおぼつかない足取りで母親の元へ戻っていった。 母親に小さく頭を下げ、背を向けたクラウドは、自分の身体に何らかの変調が起こっていることに気づいた。 疲れかもしれない…。 その時はそれくらいにしか思わなかった。 だが、町を出る時にはもう、フェンリルを押すことはおろか、寄りかかることも出来ないくらいに全身から力が抜けていた。 めまい、耳鳴り、嘔気…。 ようやく、自分が毒物を口に含んだことを知った。 「それで、あの親子は本当に大丈夫なのか?」 目が覚めて少し経ってから繰り返されているその台詞にティファは苦笑した。 「大丈夫だってば。シュリ君がバッチリフォローしてくれてるから。クラウドに憧れてた坊やのお母さんが、『クラウドの好きなトリュフだ』って知人から手渡されたってことも、クラウド誘拐の片棒を担がされてただけで、危うく坊やと一緒に口封じされるところだった…ってこともちゃんとリーブに伝わってるもん。今はユフィが張り切ってウータイでお世話してるよ」 「…その『ユフィが』ってのが一番心配なんだが…」 「もう、またそれ!今度ユフィに言っちゃおうかな~ 「……悪かった…」 頭を下げて顔を上げてみると、ティファの微笑が真っ直ぐクラウドに注がれていた。 微笑み返すと、ティファがそっと手を伸ばし、クラウドの頬に触れた。 おずおずと…、何かを確かめるように。 そうして、クラウドの胸に顔を押し付けた。 「ごめん、ティファ」 「……ん…」 「今度からもっと気をつける」 「……うん…」 「だから、泣かないでくれないか?」 「………うん」 これも、クラウドが目を覚ましてから繰り返されているやり取り。 崩落する中、発見したクラウドは死んでいるようだった。 腕には点滴。 駆け寄って、身体を揺すって、名を呼んで。 しかしそれでもクラウドは目を覚まさなかった。 息はあるのに明らかに非常事態。 極度の衰弱に一気に恐怖心が沸きあがった。 乱暴な手つきでクラウドの腕から針を抜いたプライアデスが、クラウドの身体にしがみついてパニック状態になっているティファを無理やり引き剥がし、クラウドを背負って脱出してから2週間が経っている。 子供たちには申し訳ないが、クラウドが任務中にどじを踏んで入院中だからもう少しシエラと一緒にいるよう連絡を入れていた。 2人は見舞いに来たがったが、とてもじゃないが会わせられなかった。 痩せ細ったクラウドを見たら、どれだけショックを受けるか…。 しかしそれも。 「明日、ちゃんと退院したら、みんなに料理、振舞うんだろ?」 「……うん」 「なら、その時までにいつものティファに戻ってないとな?」 「…うん」 明日、退院出来るまでに回復出来たのは、奇跡としか言いようがない。 本来、あそこまで薬によってボロボロにされた人間は、再起を図ることは不可能だ。 だが、幸か不幸かクラウドは高濃度の魔晄(ライフストリーム)に浸かったことがある。 それが良い方へ影響してくれたのでは?というのが、シャルア博士の見解だった。 「早くティファの料理が食べたいなぁ…」 「…ふふ」 ようやっと笑ってくれたティファに、クラウドはそっと安堵のため息を洩らした。 フツフツと幸せがこみ上げる。 シュリがそっと教えてくれたことを思い返すと、何とも言えない至福感でいっぱいになる。 ―『本当にあのときのティファさんは大変でした。クラウドさんがどれだけ大切で、ティファさんにとって失えない存在なのか良く分かりましたよ。というわけで、クラウドさん、今後ももっと気をつけてくださいね、でないと周りが本当に大変ですから』― 腕の中にある温もりを二度と苦しめない。 そう、心の中で呟きながらクラウドは窓を見た。 明日は晴れ渡った青空の下、家路につけそうだった。 あとがき お世話になっている某ユーザー様2名様からヒントを頂戴した今回のお話し。 クラウド…ヘタレ過ぎました、すいません(土下座)。 きっと、ここまで戦闘にかかわれないヘタレクラウドは今回で最後です!!…多分…(汗)。 色々と修正したいところですが、今はちょっと力がないのでこのままアプ。 お付き合い、感謝ですvv |