乾いた土埃を上げながら、一台の大型バイクがその店の前で停まったのを、村の子供がもの珍しそうに小さな家の窓から覗いていた。 その大型バイクはこれまで沢山の旅人を目にしてきた子供でも初めてお目にかかる代物で、興味津々の年頃ならではの好奇心で、子供は自分の背丈よりも若干高い窓枠にしがみついた。 お気に入りの子供用の椅子の上で、危なげなくバランスを取りながら、大きな瞳をキラキラさせてバイクの主を食い入るように見つめる。 そのバイクの主は、その子供の目から見たら充分『オジサン』の部類に入るのだが、世間一般ではまだまだ『青二才』と称される年頃。 金色の輝く髪をツンツンと尖らせ、黒いサングラスをビシッとかけ、これまた黒い服を颯爽と着こなしている。 少年の胸が早鐘を打つ。 自分の父親とはエライ違いだ。 少年のそんな憧れの心など知るはずも無く、『英雄のリーダー』という肩書きをその背に負うクラウド・ストライフは慣れた仕草で配達の荷物を解きにかかったのだった……。 旅は道連れ、世はなさ…け…?「ありがとうございました」 クラウドは無愛想な顔のまま、軽く頭を下げてその家を後にした。 まだまだ明るい昼下がり。 このまま上手くいけば、帰りの船に間に合うかもしれない。 「 ……… 」 クラウドは溜め息を吐いた。 家には早く帰りたい。 急いだら帰りの船に乗れるのだから、上々ではないか! だが…。 「 ……… 」 クラウドは迷っていた。 このまま本当に帰りの船に乗るべきか否か…。 「 ……… 」 愛車のシートをジッと見つめ、暫し佇む。 陽の光を一身に浴びながら、黒衣を纏って巨大バイクに寄り添い立つ姿…。 その姿は何も知らない人間が見たら、非常に『サマ』になっているもので、村の女性達は勿論、同性や少年達、中には子持の主婦の視線までも釘付けにするものだった…。 「 ……… 」 クラウドは溜め息を吐いた。 耳には最愛の女性(ひと)の声が残っている。 ― 『クラウド、無理してない?あまり無理しないでね』 ― 今すぐにでも彼女を抱きしめたい。 彼女の微笑を独占したい。 その声を、機械を通してではなくて直接この耳に響かせたい…。 だが!! 「 ………やっぱり無理だ…」 深い深い溜め息と共に、クラウドは帰りの船に乗るのを諦めた。 何故なら!! 『…こんなに疲れが残ってるのに、船なんかに乗ったら一発で船酔いしてしまう……』 …一体、誰が予想出来る!? よもや、『ジェノバ戦役の英雄のリーダー』という肩書きを持つ『この星一番凄い男』が『たかが船酔い』で深刻に悩んでいるなどと!! しかし、当人にとってはいたって深刻、且つ、真面目な悩みなのだ。 船酔いは船酔いをする人間にしか分からない辛さがある。 目は回る、頭痛はする、吐き気はする…。 上も下も、右も左もグルグルグルグル……。 海の白波が自分を襲ってくるかのような錯覚。 深い海の底からバケモノがなにか『魔法』をかけているとしか思えないほどの苦痛と恐怖。 万全の体調でも船酔いしてしまうのに、こんなに仕事の疲れがたまっている状態で乗船なんかしてみろ!! 確実に『医療班』のお世話になることは目に見えている。 下手をしたら、ミッドガルエリアの大陸に着いたって動けるまで半日かかってしまうかもしれない。 そんな事になるくらいなら、一日我慢して明日の朝一番に出立した方が何倍も賢いし、自分もラクだ。 更には、ティファと子供達に余計な心配をかけなくて済む………。 何しろ、つい数ヶ月前にしでかした前科がある…。 あの時も、クラウドはハードスケジュールの末、他の大陸から船でミッドガルエリアに戻って来た。 ただでさえ穏やかな海でも…、体調が万全でも船酔いをしてしまう恐ろしいまでの『乗り物酔い』という病を持つ男。 それなのに、その時の海と言えば『これでもかーーー!!!!』と言わんばかりの大荒れ。 欠航するか否かの瀬戸際だったその大荒れの海を、勇ましいキャプテンの『Go!!サイン』にて、出港したその定期便。 クラウドはものの見事に撃沈した…。 ― 『船酔いし過ぎて失神した乗客を初めて見た…。』 ― 後日、その船の船長は遠い目をしながら古参の女房にそう語ったのだった……。 ― 『クラウド…』 ― ― 『大丈夫かよクラウド…』 ― ― 『そんなに無理して帰って来なくても、明日まで宿でゆっくりして帰ったら今日、予定通り遊びに行けたのに…』 ― 愛しい人の心配そうな顔と、子供達の呆れ返った顔が鮮やかに蘇える…。 ……。 ………虚しい…。 クラウドは一つ、大きな溜め息をこぼして携帯を取り出した。 と…。 メキドガドンガラガッシャーーーーン!!!!! 「 !?!?!? 」 声を出す暇も無い。 クラウドは凄まじいモノが壊れる音と同時に振り返り、半瞬後には愛車を地面に残して宙高く跳び上がった…。 「なんだ……これは……」 実に間一髪。 クラウドは愛車の上に覆いかぶさっている巨漢達と、すぐ傍にあった飲み屋 兼 宿屋のドアの破片に唖然とした。 愛車は……。 流石、特別にメンテナンスしただけはある。 多少掠った様な傷はあるようだが、特に故障等はないようだ…。 村の人間達も、凄まじい音に驚愕して次々と家から飛び出してくる。 続々と集まる野次馬は、当然山積みになって伸びている巨漢達と店のドアの破片へ視線が引き寄せられ…。 極々自然にその脇に立つ巨大バイクの持ち主へと興味を持った。 その視線に気付きながらも、自分の愛車にこのような仕打ちをした犯人に興味があるので無視をする。 どうみても、こんな巨体をたたき出すのは、並大抵の人間じゃ無理だろう…。 「やれやれ…この店は静かに食事もさせないのか…?」 低い声音。 壊れたドアから悠然とした口調で、ゆっくりと暗い店内から徐々に陽の当たる屋外へとその姿が現れる。 まず陽に当たったのは、その男が身に纏っているマント。 次いで、長い手足。 黒地のズボンに赤い布をバンダナのようにして額に巻き付けているその男は、紅玉の瞳を光らせながら店の外で伸びている男達を睨もうとして…。 クラウドは目を見開いた。 「ヴィンセント!?」 「…!?クラウド…何故ここにいる…?」 「…それはこちらの台詞だ、何してるんだ……こんな所で…」 「私は食料の調達だ。今はナナキに倣って世界を少し見て回っているのでな。それにしても、この店の料理は最低だ。クラウド、もしもこの店に食事に来て、あまつさえ一夜の宿を…と、考えているならやめることを勧める」 クラウドはヴィンセントの一言で、愛車の上で伸びている巨漢の一人が、この店の店主である事を知った…。 そうして、あまりにも衝撃的な出来事にまだ驚いているクラウドの目の前を、ヴィンセントは普通に通り過ぎた。 「………ヴィンセント」 「なんだ?」 「(今…普通に通り過ぎたな…。用事が無かったらそれでもう『お別れ』ってことか。ヴィンセントらしい…)……いや、今からどこに行くつもりだ?どうせ、『アシ』は無いんだろう?」 「………そうだな、では近くだし、乗せてもらおう…」 クラウドはその想像通りの仲間の反応に微かに苦笑しながら、愛車から邪魔な巨体を転がしのけた。 そして、一部始終を呆気に取られて見ている衆人の前で、悠然と二人は巨大なバイクに乗り込み、濛々と土煙を上げながらあっという間に見えなくなってしまったのだった…。 「…改めて言うのもなんだが……、あんなところで会うとは…すごい偶然だな…」 「…あぁ、そうだな…」 「 ……… 」 「 ……… 」 ところ変わって、ここは先ほどの村からバイクで三時間ほど走ったところにあるコレル地帯の波止場がある町。 まだ小さい町がだ、丁度北の位置にある油田で頑張っているバレットの働きにより、この波止場に立ち寄る人間が増えて非常に活気に溢れている。 因みに、クラウドが浮気しているとバレットが思い込んだ町とは別である。(*Good timing?Bad timing !? 参照 ) 二人は今、その町の小料理屋にいた。 目の前には海の幸をメインとしたパスタやサンドウィッチが並んでいる。 どうも……女性向けの小料理屋のようで、周りには若い女性やカップル、家族連れが多かった。 クラウドとヴィンセントはかなり浮いている。 何故、そんな客達が多いのかと言うと、やはり『波止場』があるからだろう。 死んだも同然だったこの波止場が脚光を浴びたのは、やはりバレットの功績だ。 油田開発のために人間が集まる。 人間が集まるとそこには自然と宿屋、酒屋、などが徐々に姿を現してくるものだ。 それに、目の前は大自然の海! この取れ立ての魚介類をピチピチした状態で食べる。 そうして『美味しいお店』も出てくるわけで…。 そうなると、段々とその町が発展し、今では観光客もちらほら見られている。 家族連れは、油田開発のスタッフ達。 若い女性等のカップルは、観光者。 『英雄』が発掘した油田は、今ではちょっとした観光スポットになっている。 当然、バレットもその観光スポットとして位置づけられているのだが、本人にその自覚は全くない。 ちゃんと『関係者以外立ち入り禁止』と書かれたところに入ってこない、というマナーの守られた観光客に上機嫌で、危険でない部分は部下に案内させてもいる。 「 ……… 」 「 ……… 」 会話が途切れてはや五分。 一緒に食事を取っている人間が五分も黙って黙々と食べ続けるのは…はっきり言って異様な光景。 隣のテーブルのカップルが、チラチラとこちらを見ては、クスクス笑っている。 クラウドは内心で溜め息を吐いた。 『暇な人間がいるもんだな……』 だがしかし、チラチラ見られ、クスクス笑われて気にならないわけがない。 本当に、心底この店から出て宿屋を探しに行きたかった。 もうすっかり夕暮れになっているし、早くしないと部屋が一杯になるかもしれない。 ごく最近までは宿屋に泊まれず、野宿をする油田開発で働いている人がいたようだが、働いている人達のための宿舎が出来た。 そのお蔭で、宿屋が一杯になり過ぎて大変!という事はなくなったらしい。 しかし、それに伴って、少しずつ観光客の泊り客が増えつつあるのが今の世の流れとなっている。 こんなに疲れているのに野宿では、恐らく疲れは取れないだろう。 『疲れが取れない』という同じ条件になるのなら、今夜無理して船に乗った方がうんと良いではないだろうか…? などとついつい無謀なことまで考えてしまう…。 黙々と食事をしたせいで、ものの10分もすれば、料理をすっかり平らげてしまった。 クラウドとヴィンセントは当然のように黙って席を立ち、黙って自分達それぞれの会計を済ませ、黙って店を出た。 久しぶりの再会なのだから普通なら色々と積もる話もあるだろう。 別れ難い気持ちもそれなりに湧いてくる…はず。 だが…。 「では、私は行く。クラウド、お前は乗らないんだな?」 「……あぁ、今日はもうこの村で泊まる」 「そうか。では、縁があればまた会おう」 「あぁ」 あっさりと二人はそう言った。 恐らく、ユフィあたりが見たら怒りを通り越して呆れ果てるだろう…。 船乗り場へと向かうヴィンセントの背を少し見送ったクラウドは、自分も乗れたら良かったのに…と、己の体質をのろいながらクルリ、と背を向けた。 と…。 ドガメキドンガラガッシャーーン!!!!! クラウドは本日二回目の不吉な轟音を耳にした。 同時に、元凶からは何やら懐かしいような…、知りたくないような…『気配』を感じた。 『マズイ……気がする……』 毛穴から一気に冷や汗が噴き出し、クラウドは呆然としながら騒ぎの中心を見た。 道行く人達が振り返り、中には悲鳴を上げて逃げる人も…。 ヴィンセントも思わず振り向き、突っ立ったままのクラウドの隣まで戻って来た。 「…なんだ…?」 「…………さぁ…」 クラウドの肩にポン…、と手を置いたヴィンセントは、クラウドが遠い目をして固まっているのに怪訝な表情を浮かべつつ濛々と立ち上る土煙の方へ視線を流した。 そこには、どこかで見たことのある光景が広がっている。 折り重なるようにして倒れている屈強な男達。 その下敷きになっているのは、恐らく店の木製のドア。 木屑が男達の上にパラパラと砂埃と一緒に落ちて積もる…。 「 ………? 」 ヴィンセントは首を捻った。 極々最近、この目の前の光景に良く似たものを間近で見た気がする…。 「ったく、この店は客の足元見てぶっかけやがんのか〜!?」 どこかで聞き覚えのある怒鳴り声…。 その声と共に、巻き上がる砂埃のカーテンに浮かび上がる……巨体。 ヴィンセントがその影を視界に認めたその瞬間、クラウドの肩がピクリ…と震えたのをガンマンは感じた。 なにに反応したのかを問う前に、 「……俺はもういく。じゃあな、ヴィンセント」 「おい…ちょっと待てクラウド」 「お前も早く船乗り場に行った方が良いぞ」 「おい、待て。一体なんだ」 クルリ、と喧騒へ背を向けて愛車を押し出した……と言うよりも押して走り出したクラウドにヴィンセントが少し大きな声を上げた。 途端。 「ああぁぁぁあああ!!クラウドにヴィンセントじゃねぇか!!なにやってやがんだ、こんな所で!!」 「!? バレット…お前こそなにやっている?」 巨体の仲間が鬼のような形相から一変、人懐っこい笑顔を浮かべてこちらにやって来るのを見て、クラウドは深い溜め息と共に逃走を諦めた…。 「なんだぁ、二人共!水くせぇじゃねぇか!!こっち来てるなら連絡くらいよこせってんだ!!」 豪快に笑いながら隣に座っているクラウドの肩をバシバシ叩く。 クラウドは眉間に刻んでいたしわを更に濃くすると、仲間を黙って一瞥した。 ヴィンセントは黙ってワインのグラスを傾け、クラウドはチーズをひとかけ、フォークで口に運んだ。 「それにしてもよぉ、本当に偶然だな!二人がこうしてこの村に来るなんてよぉ!」 バレットは上機嫌で、ジョッキを呷った。 三人がいるのは、先ほどの二人が食事をした店からさほど離れていない宿屋 兼 居酒屋。 セブンスヘブンのような趣を持つこの店は、バレットの知り合いが経営していた。 元は油田開発としてバレットと共に働いていたのだが、仕事中にちょっとした事故で両脚を負傷。 油田開発メンバーから離れ、療養していた間にこの店の前のオーナーの娘とひょんなことで知り合い、結婚。 この店へ入り婿したような形になり、今に至る…。 現オーナー、つまりバレットの元仕事仲間は、嬉しそうに笑いながら、 「バレットさん。本当に助かりました。あの店は客を見て料金を水増ししたりして……ちょっと腹が立ってたんです。でも、俺じゃあ返り討ちにあうのが目に見えてますし、近所の店主達とこれからどうしていくか…話をしていた所だったんです」 「おう、そうか!全く、あの豚野郎、最低なことをしやがる。俺のこと見て『英雄ならタダにしますから、これからもよろしく』だとよ。その直後に店に来た金持ちそうな奴には『テーブルチャージ料』とか『チップ』とかせびりやがる。かと思いきや、気の弱そうな貧乏人には料理の量を少なくしたり…。とにかくサイテーな野郎だ!」 バレットを褒めちぎりながら新たなジョッキと料理をサービスしている。 バレットは言うまでも無く上機嫌だ。 クラウドは予感していた。 このままだと確実にこの男は泥酔するだろう。 その介抱をさせられるに違いない。 しかし、まぁ、ヴィンセントもいるし、なんとかなるだろう…。 そう思いながら、疲労の為ばかりが原因ではない頭痛と倦怠感に、もう一度そっと溜め息を吐いた。 しかし、クラウドの予想はあっさりと……。 「では、もうそろそろ船が出るので私は失礼する」 「 !?!? 」 ヴィンセントのこの一言でいとも簡単にひっくり返った…。 「なんだ〜、いいじゃねぇか、久しぶりの再会なのによぉ」 「いや、悪いがまた今度な」 「ヴィ、ヴィンセント!!」 「なんだクラウド?」 軽くバレットを流して背を向けた長身の仲間に、クラウドは目を剥いた。 冗談ではない。 バレットの面倒を一人で見るくらいなら、船酔いにあったほうがまだマシだ!! 「俺も一緒に乗る!」 ガタガタンッ! 勢い良く立ち上がったせいで、椅子が倒れる。 まるでクラウドのヴィンセントに対する抗議のようだ…。 必死になって帰ろうとするクラウドの心など全く知らないように、 「何を言っている。お前は船酔いが酷くならないように今夜はここで泊まってゆっくりするのだろう?」 「おう、そうだそうだ!クラウド、おめぇ、無理して帰ってマリンに迷惑かけるような真似するんじゃねぇ!」 二人は取りつく島も無かった。 バレットに肩をガッシリと掴まれ、無理やり立て直した椅子に座りなおされたクラウドに、ヴィンセントは一瞬申し訳なさそうな目をしてから、さっさと踵を返して店を出た。 「また会おうぜ〜!!」 「あ〜〜……」 クラウドはガックリと肩を落とした…。 『ヴィンセント〜〜……確信犯だった!!』 あの申し訳なさそうな顔!! 旅の最中、彼があのような顔をすることがたまにあった。 ユフィに散々絡まれ、どう振り払ったらいいか困りきったとき、ティファやエアリスにああ言う顔をしていた。 そして二人に助けられたのだ…いつも!! 『う、う、裏切り者ーーー!!!』 「はぁ〜〜、まぁ仕方ねぇな!んじゃ、俺達二人で飲み明かすとするか!」 「!?冗談じゃない、明日は帰るんだからそんなことしてられるか。俺はもう寝るからな」 「がっはっは!わ〜ってるって!(分かってる)冗談だ、冗談!ま、夜はまだまだ長いんだし、もう少しくらい付き合え!」 「 〜〜〜〜!! 」 結局。 こうしてクラウドの一日は終った。 予想通り。 止まることを知らないような勢いで酒を呷り、泥酔したバレットをクラウドはその居酒屋の二階にある宿屋ベッドまで運び…。 そのまま疲労感一杯で眠りについた。 翌日。 全く昨夜の醜態を覚えていないバレットに『マリンとデンゼルのお土産』として、信じられない量の荷物を無理やり持たされ…。 「「「 クラウド!! 」」」 疲労困憊&重度の船酔いで、またもや失神したクラウドは、船着場の中にある救護室のベッドで目を醒ました。 「……ティファ…」 「なに、どうしたの?」 「「 大丈夫…? 」」 ティファは顔を近づけ、子供達は真っ青な顔をして浅い息を繰り返すクラウドに心配でたまらない顔をする。 クラウドは天井を見ながらボソッと呟いた。 「旅は道連れ、世は情け…って、ウソだよなぁ…」 「「「 は??? 」」」 そのままクラウドは、またもや眠りの国に引き戻されたのだった…。 ジェノバ戦役のリーダー、クラウド・ストライフ。 彼が言った意味を家族が正確に知るまで、あと半日。 それは、その真相を知った三人が、ヴィンセントとバレットに苦笑するまでの時間でもあった……。 あとがき マナフィッシュは乗り物酔いをあまりしません。 しかし、やっぱりすごく疲れてる時とかは無理ですね。 体調万全でも乗り物酔いするクラウド君。 きっと、疲れがたまってると、失神するくらい気持ち悪くなるんだろうなぁ…とか思いまして…。 はい、くだらなくてすいません。 |