どうかもう一度… 3




 ………何だか今日は本当に……あり得ない一日だった。
 こうして知らない人達に囲まれて、楽しくお酒を飲んでる事が信じられない。
 ……うん。
 たまには……こうして一人で飲みに来るのも良いもんだな…。
 でも…。

 店内にあるソファーを占領して失神している元・上司の存在が頭の隅にあって、心からは楽しめないんだな…。
 なぁんて言ったら、きっとこの人の良い常連さん達も、僕の隣に座って寛いでいるクラウドさんも呆れた顔をして…。

『『『『あんなの気にするな』』』』

 って言うんだろうな。


「なに笑ってるんだ?」
「え……?笑ってましたか??」
 クラウドさんが穏やかな顔で声をかけてきた。
 笑ってるつもりは無かったんだけど、つい声を揃えるクラウドさん達を想像しちゃってたから、自然に頬が緩んでたらしい。
「おいおい、兄ちゃんまで無自覚かよ!」
 ゲラゲラ笑いながら、常連さんが僕の肩をガシッと掴みながら、「おもしれぇ兄ちゃんにカンパ〜イ!!」とジョッキを掲げた。
 他のお客さん達もそれに合わせてグラスやジョッキを掲げる。
 その常連さんの手で、溢れんばかりに注ぎ足されたお酒を口に運ぶ。

 …うぇ…。
 何だか……味が濃い気がする。

「兄ちゃん、ほら若いんだからググッといきねぇ!」
「は、はぁ……」

 陽気に笑いかけてくれるその人の手前、断る事も出来なくて一気にグラスを空にした。
 途端に、喉とお腹がカァッ!!と熱くなってきて、思わず咽ちゃったよ。

 いやいや、笑ってますけど本当に……苦しいもんなんですよ……咽るのって…。


 咽返る僕の背中を、クラウドさんが苦笑しつつ叩いてくれた。
 その僕に、デンゼル君が悪戯っぽく笑って「兄ちゃんでもそんな風にむせたりするんだぁ」って言って来た。

 あはは〜……。
 みっともない所をまたもや見られちゃったよ……。

「あ、そうだ!ライ兄ちゃん、後でWROの任務であった面白い事教えてくれよ!」
 無邪気な顔で、目をキラキラさせながらデンゼル君が声を弾ませる。
「うん……でもあんまり面白い話はないよ……?」
 ようやく息が整って落ち着いた僕の返事に、
「良いんだって!やっぱ色々興味あるんだからさ!!」
 デンゼル君は二カッと笑って仕事に戻って行った。

 小さな背中がなんだか大きく見えた気がした。


 本当に良く頑張る子供達だよなぁ。
 僕も少しは見習わないと……とは思うんだけど……。
 中々どうして…難しいよねぇ…前向きに頑張るのって…。
 あ〜……それにしても本当に今日の昼間はどうかしてたよなぁ……。
 でも、元・上司には全く申し訳ないと思えないんだよね…。
 これってやっぱ、『狭量』だからかなぁ…?
 あ〜……情けないなぁ……。
 う〜……。 あ〜……。 う〜…………。

「おい……大丈夫か……?」

 う〜……クラウドさん……なにがですかぁ……?

「ライ君…大丈夫…?」

 あ〜……ティファさんまで……なにがですかぁ……?

「あ!このお酒、もしかしてお水やソーダで割らないで飲んじゃったの!?」

 う〜……マリンちゃん……それ……なに……??

「ゲッ!しまった、俺っちのキープボトルから直接グラスに注いだんだけどよ…。うっかり話しが弾んじまって、水割りにしてやるのを忘れてた…」

 あ〜……常連さんの顔が……歪んでる…………なんで………………???

「おい!とりあえずこれ、水飲め!」

 う〜〜〜……うえぇぇぇぇええ…………むり〜〜………。
 何だか………気分が………急に…………悪く……………。

「ライ!?」

 クラウドさん……焦った顔も………綺麗……ですねぇ………。

「うわわっ!ライお兄ちゃん!!」「ライ兄ちゃん!?」「キャッ!大変!!!」

 …………すいまふぇん……もう………目…………開けて………らんない………れす………。







「…というわけです」
「ふぅ…。まったく……二人共WROの隊員としての自覚が足りないんじゃないのかね…?」
 僕と元・上司の顔を見比べながら、風格漂う壮年の上司が溜め息を吐いた。
 僕の隣には暴走する俺を止めてくれた上司、その上司を挟んで反対隣に腰掛けているのは、元・上司。
 しっかりと治療を受けて包帯でぐるぐる巻きにされている頭部と腕が、目に痛い…。

「申し訳ありませんでした」
「……申し訳ありませんでした」

 僕に続いて元・上司が渋々謝罪の言葉を口にする。
 壮年の上司は、その態度にキラリと目を光らせた。
「なにかね、私の言った事に何か不服が?」
「い、いえ!滅相もありません!!」
 一睨みされて背筋をピンと伸ばす。
 僕の隣に座っていた一つ年下の上司は、あからさまに不機嫌な顔をして溜め息を吐いた。

 彼は……一つ年下の上司は非常に多忙だ。
 何かと局長から直接命令を受けて行動する事が多い。
 このWROの中で、局長から直接命令を受けて行動する隊員は極々少人数。
 その少人数の中にしっかりと入っている上司が、何故あの場に居合わせたのか……。
 そして、今もこうして壮年の上司に報告してくれているのが彼なのか……。
 僕には全く分からなかった。
 分かっているのは…何故か今回の『昇進』に彼が絡んでいるらしいという事だけ…。

「シュリ中佐、君から何か言う事はあるか?」
「それは大佐が二人にいかような処分を下されるかによります」
 シレッとそう言った上司に、大佐は苦笑した。
「まったく…本当に君は愛想と言うものをどこに落としてきたんだ?」
 大佐の言葉に上司は肩を竦めるだけ。
 僕にはその光景がひどく衝撃的だった。
 大佐と中佐の『差』を感じさせないやり取りを軽くやってのけてしまうこの『年下の上司』に、畏怖の念すら感じる。
 彼は……本当に凄い人だ。
 そして、何故かその彼に妙に気に入られているらしい事が、未だに信じられない。

「では、二人の処分だ」

 重々しい口調に戻った大佐に、ドクリ……と心臓が大きく跳ね上がる。
 部屋に満ちた緊張感に、イヤでも身体中の筋肉が強張る。
 上司を挟んだ反対隣に座っている元・上司も同様らしい。
 小さな目がせわしなく動いている気配を感じた。






「……ライ……?大丈夫か……?」
「うぇ……?」

 目を開けると、そんなに明るくないはずの光なのにやけに目が染みる。
 おまけに、何だか目がグルグル回るんだけど……。
 それに………頭が痛い……。
 もう、鈍痛ってこういう事を言うんだろうね……。
 あ〜〜…ダメだ。
 目を開けてられない……。


「あ〜〜〜……気持ち悪い……」
「兄ちゃん…すまなかったなぁ……ついつい、水で割らないで飲ませちまったよ……」
「うぇ…?」

 ゆっくり顔を横に向けて薄く目を開けると、僕に酒を奢ってくれた陽気な常連さんが眉尻を下げていた。
 その何とも言えない情けなさそうな表情に、思わず笑みが浮かぶ。
「あぁ……大丈夫です。すいません、ご心配おかけして……」
「いや、謝るのは俺の方だぜ!?」
 常連さんがギョッとして大声を上げた。
 その声が悪酔いでダメージを受けている頭を容赦なく攻撃した。


 ぐわあぁぁぁあああんん……!!!!


 まさにそんな凄まじいダメージだよ。
「う……頭に響きます……」
「わ、悪い…つい……」
 焦って口を手で覆ったその常連さんに、他の常連さんが「このバカ!」「アホ!」「ドジ!」「スカタン!!」って怒りながらビシッ、バシッ、ボゴッ、ドゴッ!!と、実に小気味の良い音を立てながら頭をはたいた。


 いやいや……あの……頭をそんなに叩いたらダメですよ……。
 クラウドさん…僕を心配してくれているのは非常に嬉しいんですが、常連さん達の暴行を完全に無視するのはやめて下さい。
 お願いですから常連さん達を止めて下さい……!


「皆さん…ライ君、調子が悪いのに心配かけさせないであげて下さい」


 ティファさん……本当に貴女は素晴らしい……。


「ライ、どうだ?水、飲めそうか??」
「……あぁ……はい……どうも……すいません……」
 結局最後までクラウドさんは常連さん達の暴行に興味を持つ事無く、僕の身体をそっと起こしてくれた。
 起き上がってみると、店のソファーに寝かされていた事が分かった。
 そして、次の瞬間。
 僕はクラウドさんに差し出されたグラスをうっかり受け取り損ねるところだった。

「おっと……大丈夫か?」

 グラスを取り損ねそうになった僕に、クラウドさんが心配そうに声を掛けてくれたけど、それに答える余裕は無かった。
 何故なら…。
 僕が寝かされていたのは、向かい合わせになっているソファー。
 そして、その向かい側のソファーに寝かされていた元・上司が、これ以上無いくらい不機嫌な顔をして横になっているのが眼に飛び込んできたからなんだ…。

「あ…」
 僕の視線を追って、元・上司が目を覚ましている事に気付いたティファさんが小さく声を漏らした。
 クラウドさんはそんなティファさんに首を傾げ、僕とティファさんの視線の先を追った。
 その結果、同じく元・上司が目を覚ましている事を知った彼は、「……目、覚めたのか…」と、冷たい声でそう言った。
 その場の全員が一斉に元・上司を見る。
 元・上司は、何とも言えないバツの悪そうな顔をしながら、ゆっくりと身体を起こした。

「……………」
「「「「「………………」」」」」

 シーーーン……。

 何とも言い難い沈黙。
 もう、本当に居心地の悪いその空気に、誰かがゴクリと唾を飲み込む音がした。
 元・上司が意を決して何か言おうと口を開く。
 その時…。


 チリンチリン…。


 ドアベルの音と共に、新しいお客さんが入ってきた。
 数人がドアを振り返ったけど、大部分の人達は元・上司が何を言おうとしているのか……という方に興味があるらしく、視線を逸らさない。
 かく言う僕も、新しいお客さんよりも元・上司が何を言おうとしているのかの方が気になっていた。


 絶対にろくでもない事を言うに違いない。
 そして、僕のこの予想を彼は裏切らなかった。
 ……裏切ってくれても良いだろうに……。


「やっぱり顔が良くて金持ちなボンボンは得だよな!」
 吐き捨てるように叩きつけられたその台詞に、アルコールのダメージを受けている頭がついていかない。

「お前もどうせ、親の金で出世したんだろうが!いいや、それだけじゃないな。その顔であの『変態男』に取り入ったんだろうが!」


 …………あ〜…と…。
 …『変態男』って誰の事デスカ???


 元・上司の言ってる事がさっぱり分からなくて首を捻っていると、
「アンタ……いい加減にしろよ……」
 僕を支えていてくれたクラウドさんが、凄みを利かせた低い声で唸った。

 お客さん達の何人かが「ヒッ!」と息を飲んで後ずさり、何人かは「良いぞ!」「クラウドさん、もっと言ってやれ!!」と鈍いのか図太いのか……クラウドさんを煽り立てる。
 元・上司は青ざめたけど、さっきみたいに失神する事は無かった。
 逆に、クラウドさんと後ろで睨みつけているティファさんに訴えるような口調で責め始めた。

「大体、どうしてクラウドさんとティファちゃんはこいつとこんなに仲が良いんだ!?おかしいじゃないか!ほとんど毎日のように来てる俺には『他人』なのに、こいつは『親友』だって言うだなんてよ!」
 この言葉に、囃し立ててたお客さん達はハッと黙り込んだ。
 ざわざわと「そう……だな…」「俺達にも『親友』とか言ってくれないし…」「ちょっと…贔屓だよなあ…」という囁き合う声が聞えてきた。
 その声は、勿論クラウドさん達にも聞えていただろう。
 僕は申し訳なさ過ぎて、俯くしかなかった。
 打って変わって、元・上司は他のお客さん達の反応に元気付けられたらしい。
 しっかりした口調で言葉を続けた。

「俺はな、お前が入隊してくるうんと前に入隊したんだ!それこそ裸一貫でここまで頑張ってきたんだよ!それを、ちょっと顔が良くて、うんと金持ちであるのを良い事に、上の連中に取り入りやがって!」
 この言葉に、後半の部分では首を捻ったけど前半の部分では納得せざるを得ない。
 まぁ…僕に言わせてもらえれば……。

 僕よりもうんと前に入隊したにも関わらず、今回の人事で昇進出来なかったのはこの目の前で勝ち誇っている元・上司自身に問題があると思うね……。
 だって……悪いけどこの元・上司はあんまり……って言うかほとんど戦闘でも役に立たないし、物覚え悪いし…。
 なにより、人格的に大問題だと思うんだよ…。
 もっとも…それをエラソーに指摘出来る人間じゃないから言わないけど……。
 でも、ここで黙っていたらダメな事が一つある。
 それは…。


「僕は上司に取り入った事など一度もありません」


 上司に気に入られたり、家が金持ちだと簡単に昇進出来る組織……そんな間違った観念をお店のお客さん達に抱かせるわけにはいかない。
 現に、何人かのお客さんが小声で、「えぇ〜…家柄とかで昇進が左右されるのか……?」「そんな組織だとは思わなかったよなぁ…」「何か…幻滅したな……」と、話しているんだ。

 ここでハッキリ言っておかないと、僕のせいでWROがただのそこらへんにある『汚い企業社会』と同じになる。
 アルコールで鈍っている頭でも、それだけは良く分かった。
 でも、こう言う時って何でか分からないけど、真実よりも虚言の方が信じられやすいんだよなぁ…。
 ヒソヒソと囁きあう常連さん達は、どこか楽しそうに元・上司と俺を見比べている。
 その表情は、元・上司の話しが本当なら面白いのに……と言っているようだ…。
 ………僕の被害妄想だろうか………。


「取り入ってるじゃねぇか!特に、あの『変態中佐様』によ〜!!」
 勝ち誇ったように顔を歪めて笑った元・上司に、本日二度目の『怒髪天を突く』状態になった。
 シュリ中佐を尊敬してる僕にとって、この目の前の元・上司の言葉は許せない。
 カッとして思わず立ち上がった僕の肩に、誰かが手を置いた。



「悔しかったらお前も頑張って取り入ってみろよ。ま、どう考えても今のままじゃ不可能だけどな」
「へ?」「あ!」「え!?」「うわっ!」「キャッ!」

 振り返ってその手と声の主に気付いた僕。
 そしてそんな僕と同時に、デンゼル君、マリンちゃん、クラウドさん、ティファさんも突然現れたシュリ中佐にそれぞれ驚きの声を上げた。
 周りのお客さん達は、ポカンとしてる。
 急に登場した上司に、呆気に取られて言葉も無いらしい…。
 それは無論、元・上司も同様で…。
 イヤ……もっと酷いな……。
 もう、顎が外れそうになるくらい口が開きっぱなしだよ……。


「間抜けな顔だな」
「は…?え…!?」
「大丈夫か、大分飲んだそうじゃないか。まったく、酒臭いったらありゃしない…」
 溜め息を吐きながら顔を顰める中佐に、クラウドさんが苦笑した。
「当然だ。ここは酒を出す店だぞ?」
「…分かってるけど、ちょっと飲ませ過ぎじゃないんですか…?
「シュリ君、ごめんなさいね。ちょっと手違いで水割りしないといけないお酒をそのまま飲んじゃったのよ」
 申し訳なさそうに事情を説明するティファさんの両脇から、子供達が嬉しそうにヒョコヒョコッと顔を覗かせた。
「遅かったじゃん!」
「そうそう!クラウドがリーブのおじさんに連絡入れてからもう二時間も経っちゃったよ!」
「ああ…迷惑かけたな。出先から直接来たから遅くなったんだ」


 ……イヤ……話しが全く見えません……。
 どうして中佐がここにおられるんですか……!?!?
 ほら、元・上司の彼も、びっくりしてますよ〜……!!


「おい、准尉?」
「………あ……は、はい!?」
「准尉は『明日から三日間の自宅謹慎』だって覚えてるか?」
「あ……はい!勿論です!!」
 慌てて敬礼しようとする僕の手を掴むと、中佐は「あ〜、それやられるとどうも落ち着かないからやめてくれ」そう言って、僕の身体をクルリと反転させ、強引にソファーに押し戻した。
 つい反発して立とうとする僕に「そんな青い顔してフラフラな部下を立たせたままだと、俺がまた鬼畜に思われる」って有無を言わさぬ目でねめつけられてしまった………はぁ……。
 観念した僕に納得したのか、中佐は次に元・上司を見やった。
「おい、曹長。お前は『許可が出るまで宿舎にて謹慎』だって事……忘れてるみたいだな」
「あ……いや……その………」
 元・上司は蒼白になった。
 そう。元・上司が今夜セブンスヘブンに来られるはずがなかった理由はこれ。
 あぁ……聞き間違いじゃなかったんだ………。

 僕と彼の処遇はそれぞれ今中佐が言った通り、違うものだった。
 当然、この処遇に対して元・上司は凄い顔をして反論しようとしたけど、まぁ……結果はご覧の通り。
 完全に無視される形になったんだよな…。
 それどこか…。
 処分を言い渡されて部屋から出る俺に、シュリ中佐は小声でそっとこう言ってくれたんだ。

『謹慎は『明日から』なんだ。この意味が分かるか?』
『え……?』
『色々疲れただろうし、おまけにお前は明日から三日間、自宅にイヤでもいなくてはならない。少しくらい飲み過ぎても謹慎が解けるまでには二日酔いも治ってるだろ?』
『あ………』
『まぁ、どう過ごすかはお前の自由だけど、たまには自分の時間を一人で気心の知れたお店で過ごすのも良いんじゃないのか?』


 中佐の有り難い言葉が今でも耳に残っている。
 それなのに…。
 また…俺は中佐に迷惑をかけてしまった………。
 もう……これからどんな顔したら良いのか分からない…。


「まったく…俺は忙しいのに…。『部下を迎えに行く為に仕事を切り上げた上司』だなんて聞いた事ない…」


 ヒィッ…!
 た、確かに…………。
 ほ、本当に申し訳ありません…………。


「あ、准尉を迎えに来たんじゃない。曹長を迎えに来たんだ」


 ………はい!?


「准尉のご家族には連絡済みだ。もうすぐ実家から迎えに来てくれるはずだ」


 ……………はい!?!?
 じ、実家から迎えーー!?!?!?

 ……あ……ダメだ………。
 また目が回ってきた……。
 ……本当にすいません。
 もう……こんなに飲みません…。
 反省してます、心から!!
 ですから…神様…。



 どうか幻聴だと言って下さい!!



 まぁ……当然、と言うべきか…。
 僕のこの願いが聞き届けられる事は無かったんだけどね……。