思いがけずに一人旅 12




「はい、こちらは順調に向かっています。はい……はい……」
 耳障りなプロペラ音に混ざり、WRO隊員が誰かと通信している声が微かに聞こえる。
 恐らく相手はリーブだろう。
 ティファは力なくその隊員へ視線を移した。
 ゴンガガ村でヘリに乗ってかれこれ三十分が経った。
 予定では、もうあと十分ほどでシャインを連れたクラウド達がゴンガガ村に着く筈だ。

『あのままゴンガガ村でクラウドを待ってても良かったんじゃないかしら……』

 村の病院の外でリーブに連絡を取った時には、あまりの内容に気が動転し、すぐに手配されたヘリに何の躊躇いも無く飛び乗ったのだが……。
 こうして冷静に考えると、ヘリを二台使用してバラバラでシエラ号に向かうよりも、到着の時間が少々遅くなるが一台のヘリでシエラ号に一緒に向かった方が効率が良かった気がしてくる。
 それに…。
 気まずいまま仲間達の元へ向かうのが何とも心苦しい…。
 多少、からかいの気持ちもあっただろうが、それでも仲間達は自分達二人の事を考えて色々計画してくれたというのに、全くなんの結果も生み出せないままなのだから…。

『まぁ……本当に今更なんだけどね……』

 心の中で自嘲すると、ティファはつくづく今回は後悔ばかりだ……と情けなく思った。
 もっといつもなら上手く立ち回れるのに…。
 イヤ……そう勘違いしていただけなのかもしれない。
 本当は、こんな風にウジウジ悩んで後悔する性質だったのかも…。
 今までその事に気付かなかっただけで、これが本当に自分の姿のではないだろうか……?

 そこまで考えて、
『やっぱり……らしくないよね……』
 と、苦笑を浮かべた。

 ヘリからは、真っ青な海が見える。
 アイシクルエリアまではまだまだ時間がかかる。
 アイシクルエリアに入ったら、見事な流氷が見えるだろう…。
 ティファの乗っているヘリでは、アイシクルエリアに走っている山脈を飛び越えるのは、気流の関係で無理との事で、少々東に回ってボーンビレッジ近辺の孤島に向かうらしい。
 まだ大陸の影すら見えないのだが……。

 ぼんやりと変わり栄えのしない窓からの光景に、ティファの思考はイヤでも暗くなりがちだった。

『……子供達は勘が良いからなぁ…。このままじゃ変に気を使われそう……』

 聡明なわが子二人を思い浮かべ、先程とは違った苦笑を漏らした。
 その苦笑には子供達への愛情が滲み出ている。
 まさに『母親』の顔。

『きっと……二人の顔を見たら元気が出るよね』

 あの幼い子供達からは、いつも元気と気力をもらっている。
 もっと我がままを言って、甘えたい盛りなのにいつもクラウドと自分を支えてくれる宝物…。
 その子供達の顔を思い浮かべ、重かった心が少し温かく、軽くなる気がした。

「あの…ティファさん」
「…え、あ、はい?」
 先程まで通信していた隊員が、気遣わしそうに声をかけた。
 百面相をしていた自分を見て訝しく思ったのかもしれない……と思ったティファは、何となく気恥ずかしくなって少々顔を赤らめた。
 しかし、隊員はそんなティファに恐る恐る無線機のヘッドホンと携帯を差し出した。
「?」
 首を傾げつつそれを受け取りヘッドホンを装着して「もしもし?」と言ったティファの耳に、
『ティファーー!!』
『あーん、私も、私もーー!!!』
 という子供達の泣き出しそうな声が響いた。

 ドクン。

 心臓が一気に高鳴る。
 子供達への想いが募り、思わず口を押さえた。
「二人共……大丈夫…?」
 思わず震える声に、デンゼルが『こっちは大丈夫だよ!ティファこそ…大丈夫か!?』と、健気に気遣ってくる。
 デンゼルの声が震えている事に気付き、ティファは堪えきれずに一筋涙を流した。
 それでも、口調は努めて明るく装う。
「大丈夫よ!WROの隊員さんもとっても良い人だし、パイロットさんの腕も良いし!快適そのものよ。そっちは……本当に大丈夫なの?」
『あ……ちょっと待って。マリンに代わるから』
 ごまかすようにそう言ったデンゼルの言葉通り、
『ティファ〜〜!ふぇええええん!!!』
 というマリンの泣き声が鼓膜を強打した。

 いつも気丈で滅多に泣いたりしない子供達が、こんなにも取り乱していることに、ティファは激しく狼狽した。
 今しがたのデンゼルの泣きそうな声といい……。
 どっと不安が押し寄せる。
「どうしたの!?マリン!?!?」
 ヘリのプロペラ音で、嗚咽混じりのマリンの声が良く聞き取れないが、それでも懸命に『なんでもない…。ティファの声聞いたら安心しちゃった』と言っているのだけは分かった。


 本当に……私が至らないせいで、子供達がこんなに苦しんでる…。


 ティファの胸に押さえようの無い罪悪感が込上げた。
 そんなティファに、マリンは数回深呼吸をしてから…言葉を発した。

『ティファ、ティファはクラウドの事……怒ってる?』
 突然の質問に、ティファは面食らった。
 そして、その反動故か、
「とんでもない!!!!」
 と、大声を上げて立ち上がった。
 パイロットと助手席に座っていた隊員がギョッとして振り返る。
 ティファは真っ赤になってそろそろと座席に腰を下ろすと、バツが悪そうに隊員とパイロットに引き攣った笑いを見せた。
 二人も引き攣った笑いで返すと、ぎこちなく前方へ顔を戻す。

『良かった…。あのね、クラウドはティファが怒ってるって思って落ち込んでるんだよ……?』
 マリンの言葉に、ティファは目を丸くした。
 握り締めた携帯が小刻みに震える。

 リーブからクラウドが精神的疲労に見舞われていると聞いてはいたが、子供達からストレートにその言葉を聞かされると改めて大きな衝撃となった。


 まだ…。
 まだ……気にしてるの……?
 バカね……クラウド…。
 私が悪かったのに……。
 配慮の無かった私が貴方に酷い言葉を吐かせるように追いやってしまったのに…。
 それなのに………まだ自分を責めてるの……?


 本当に………何て優しくて……愛しい人……。


 ティファは大きく息を吸い込むと、泣き笑いを浮かべながら口を開いた。


「全然怒ってないよ。それどころか……クラウドに……早く会いたいって思ってるよ…。会って、ちゃんと謝りたいって思ってる…。沢山話をしたいって……思ってるよ」


 勿論、デンゼルとマリンにも早く会いたいよ…。


 その言葉に、マリンが嬉しそうな笑い声を上げた。
 その笑い声に、携帯の向こうで仲間達が何やら歓声を上げているのが聞える。


 本当に……皆、お人好しばっかりなんだから……。


 仲間達の温かな心に触れてティファは満面の笑みをこぼした。

『ティファ!俺も早くティファとクラウドに会いたい!ティファの手料理をお腹一杯食べたい!!』
 マリンから無線をひったくったのだろう。
 デンゼルの弾む声に混ざって『何するのよー!私が話してるのにー!!』というマリンの怒った声が聞える。
 いつもと変わらない子供達のやり取りに胸が温かくなる。
「任せといて!腕によりをかけてデンゼルとマリンの好きな物を沢山作ってあげるから!」
『やったぁ!俺、ハンバーグとコロッケ!かぼちゃが入ったやつ!!おい、マリン!ティファが好きな物沢山作ってくれるってさ!!』
『やったー!!私はポテトグラタンとコーンスープが食べたい!』
 デンゼルの声にマリンのはしゃいだ声が聞えてきた。
 その子供達のやり取りには、セブンスヘブンにいる時と全く変わらない…。
 周囲の人を和やかにさせてくれるそのやり取りに、恐らく仲間達も頬を緩めている事だろう。
 バレットはきっと、泣いてるんだろうな…。
 ティファは男泣きをしているバレットを想像してプッ…と吹き出した。

 血の繋がっていない兄妹は、どこでも本当に仲が良くて…優しくて…そして強い自慢の子供達だ。
 ティファは改めて子供達を誇らしく思った。

 その後、デンゼルから無線取り返したらしいマリンが、
『ティファ、ティファからもクラウドに電話かけてあげたら?』
 と少々気遣わしそうに言って来た。
「……そうだね……」
 マリンの言葉に、ティファはドキッとしつつも言葉を濁した。

 自分が怒っているとクラウドが誤解して苦しんでいる事を改めて知った今、本当ならすぐにでも彼に電話をかけて誤解を解くべきだと思う。
 しかし、それと同時に『携帯で話を済ませてしまうにはあまりにも自分達には大きな問題なのではないだろうか……?』という思いもするのだ。
 そう思ってしまう時点で、コスタやゴンガガでグルグル悩んでいた袋小路の迷路に再び迷い込んでいるのだが、それでもやっぱり彼の顔を見てきちんと謝罪したい……と思ってしまう。

『あ〜、でもティファはやっぱりきちんと顔を見てお話したい…って思ってるんだよね』
「う………」

 若干六歳の子供に見抜かれている事実に、ティファは言葉に詰まった。

 ……そんなに私って分かりやすいのかしら………?

 何となく情けなく思いながらも、『マリンだから…だよね……』と自分を慰めてみる。(← 完全にヘタレてます (笑))

『ティファ…。一つだけ約束してね?』
「うん…?」
『クラウドと絶対に仲直りしてね?』

 マリンの不安がない混ぜになった声に、ティファは胸を突かれた。
 どんなにしっかりしていても…。
 どんなに聡い子でも…。
 マリンはまだまだ幼い。
 デンゼルもだ。
 そんな幼い子供達にこれ以上『親代わり』として情けない姿を晒すわけには断じていかない!

「うん、約束する!絶対にクラウドと仲直りして、デンゼルとマリンと四人で一緒にエッジに帰るわ!」

 力強くそう宣言したティファに、マリンが顔を綻ばせたのがヘッドホン越しに伝わってきた。



 それから一言二言ティファと話をしたマリンは、リーブに無線を譲った。
 デンゼルがリーブの背後でブーブー文句を言っている。
「今回は本当にごめんなさいね……」
 心から謝罪を述べるティファに、『良いんですよ、仲間なんですから』そう軽く返してくれたWRO局長の声が耳に心地良い。
 しかし、ティファの幸福感もそこまでだった。
 リーブは、何やら言いにくそうに、『実は予定が変更になってしまって…。細かい事は隊員に言ってますので彼に事情を聞いて下さい。では、また後ほど…』と慌ただしく通信を切ってしまったのだ。
 何やら不穏な空気を感じる。
 自分に直接話してくれたら良いのに……まるで『逃げるように』通信を切ったリーブの行動…。
 ティファは眉を顰めながら助手席に座っている隊員にヘッドホンと無線機を返しつつ、リーブから何を言われたのか質問した。
「え!?局長は説明なさらなかったんですか!?!?」
 隊員はティファにリーブが何も説明していない事に酷く狼狽した。
 何となくリーブに対して「局長…酷いっすよ…」とぼやいたような気がする。
 そして、窺うような視線を向け、恐る恐る口を開いた。
「ボーンビレッジ近辺の孤島で落ち合う予定が変更になりました…」
「え!?」
 ティファは顔を強張らせた。

 その彼女に、隊員は新種のドラゴンにシエラ号が執拗に追いかけられている状況を説明し、現在スピードを上げたシエラ号がエッジの大陸付近まで逃げている事、そして、そのまま村や街が存在する大陸に行くのは無関係の人を巻き込んでしまう危険が非常に高い為、一路、針路を東に逸らして北東の海を突っ切り、南のエリアに点在しているいくつかの無人島へ向けて飛行中だという現状を告げた。
「新種のドラゴンって…!?」
 隊員から聞いた新たな情報に、青ざめる。
 報告した隊員も、事態が事態なだけに若干顔が強張っている。
 いや、そう思ったのはティファだけであって、本当はティファの次の反応を予想したからかもしれないが……。
「詳しく説明を受けていませんが……恐らくボーンビレッジでの一連のモンスター騒動の元凶かと思われます」
「そ、そのドラゴンがシエラ号を追ってるの?どうして!?」


 リーブが何の説明もせずに通信を切った事が今更ながらに腹立たしい。
 そんな非常事態になっているのに、なんの説明もしてくれなかっただなんて…!
 デンゼルとマリンがどれだけ怖い思いをしているのか知っていたら、もっと気の利いた言葉をかけられたのに…!!


 説明してくれなかったリーブへの苛立ちや、子供達の優しい心遣いに対する申し訳ない気持ち、そして、その子供達の傍にいてやれないという不甲斐ない気持ち等々、いくつもの想いが胸を駆け巡る。

 そんなティファに、隊員がゴクリと喉を鳴らし、意を決して事の真相を打ち明けた。

「それが……どうやら採掘作業員が発掘した物を持ち出してシエラ号に乗り込んだらしくて…。その遺物こそがドラゴンをおびき寄せているそうなんです」
 その言葉を耳にした途端、ティファの様々な表情を映し出していたその美しい顔から、それまでのありとあらゆる感情が消えた。
 そして……。

「……………………誰…?」

 彼女の表情が、唯一残されていた感情の一色に染まる。
 怒気を孕んだ低い声で尋ねる彼女に、隊員は真っ青になった。
 凄まじい殺気に、パイロットも思わず振り返る。
 ヘリが少々バランスを崩したが、それに気付いたのはパイロットだけ。
 慌てて操縦を立て直して噴出した汗をぎこちなく拭う。
 問われた隊員は、別の冷や汗で背中をグッショリ濡らしながら必死に「い、いえ……自分はそこまでは聞いてません!本当です!!」と必死に弁明している。
 まるで、自分がその『ミス』をした人間になったかのような錯覚さえ覚えた。
 それほどまでに、ティファの顔は………筆舌し難いほどの……所謂(いわゆる)『鬼の形相』。

「………………そう……」
「は、はい!!」
「「………………」」

 隊員はぎこちない笑みを浮かべると、そろそろと助手席に身体を戻した。
 ティファは窓の外へ視線を移すと、


「その大馬鹿者には少し反省してもらわないとね……」


 誰に言うともなく呟いた。
 その言葉だけは、ヘリのプロペラ音に遮られる事無くパイロットと隊員の耳にグサッと突き刺さって聞えたらしい。

『『ヒッ!!』』

 声にならない悲鳴を上げ、二人は身体を強張らせた。
 そして、それっきり言葉を発する事を禁じられたかのように、黙りこくってしまった。
 というよりも…。
 こんなにも殺気に満ちた状態で、話をする気力など湧こうはずがないではないか!

 何とも言い難い極寒のオーラに包まれたヘリは、そのままリーブの指示したエリアに向けて進路を変更したのだった。






「ブハックショイ!!!」
 なんとも間抜けなくしゃみを盛大にかましたクレーズに、携帯を切ったばかりで幾分か明るくなったシエラ号にクスクスという失笑がクルー達の間から微かに漏れる。
 英雄達は呆れ顔だ。
「なに……そのお間抜け満載なくしゃみは……」
 心底呆れた顔をする忍に、クレーズはブルリと身体を震わせた。
「いや……なんか急に寒気が……」
「風邪ですか?」
 苦笑を湛えたリーブに、「いや……こう……なんと言うか……とてつもなく命の危険を感じるんだが……」と、周りの人間にはわけの分からない事をブツブツ呟く。

「もしかして、クレーズのおっさんが『ドラゴンをおびき寄せる遺物』を持ち出した犯人だ……ってティファにバレちゃってたりして」
 ティファと話をした事で元気を取り戻したデンゼルが面白半分にからかい口調でそう言うと、英雄達とクレーズの顔が凍りついた。
「バ、バババババカな事言うな!
 動揺甚だしくうろたえるクレーズに、
「ティファは勘がするどいから、案外当たってるかも!」
 と、こちらもティファと話をして元気になったマリンが楽しそうに笑う。

 しかし、英雄達には子供達のような余裕はなかった。
 折角ティファとクラウドの仲直り作戦第一歩が上手くいった……と大喜びしていたというのに、今はその陰が微塵も見当たらない。
 英雄達の視線は………所謂同情一色。
 どの瞳も哀れみに満ちている…。
「あぁ……もしもそれが本当ならアンタ、もう終わりだねぇ…」
「…気の毒に…」
「……おいら……知〜らない…」
「…俺も巻き込まれるのはごめんだ」
「…俺様もイヤだ。死ぬなら一人で死んでくれや…」
 等々、英雄達が本気とも冗談ともとれる口調で追い討ちをかける。
「おいおいおい!天下のジェノバ戦役の英雄達が一般市民を見捨てるのかよ!」
 本気で焦るクレーズに、リーブがポンと肩を叩いた。
「私達も人間ですから……。骨は拾いますよ…」
「うぉい!お前もか!?」
「私にはWRO局長としてしなくてはならない事がまだまだ沢山ありますから…」
「この薄情者どもめ!!」

 何やら漫才のようなやり取りに、子供達とクルー達はお腹を抱えて笑い転げた。
 しかし、その笑いもどこか無理に笑っている感が否めない…。
 皆、本当は分かっているのだ。
 笑っている場合ではないという事が…。
 しかし、これ以上は張り詰め過ぎた精神がもたない…。
 先程ティファと話しをしたお陰で、子供達は気丈に振舞えるだけの余裕が出来たが、それでも刻々と近付いている恐怖の存在に、子供達は勿論、クルー達もボーンビレッジの採掘作業員達も…そして英雄達も、もう限界だった。


 スクリーンに映し出されている白銀のドラゴン。
 そのドラゴンの獰猛な顔が、段々大きくなっている…。
 白銀の体躯を覆っている鱗がハッキリと見えるような錯角さえ覚える…。
 イヤ、はたしてそれは錯覚なのか……?
 錯覚だと思いたいのか、本当に鱗が見えるまでにドラゴンが追いついているのか…。
 スクリーンの右上に、世界地図が映し出されており、シエラ号とドラゴンの位置が光の点滅で表示されている。

 全速力で空を疾走しているシエラ号にドラゴンが確実に追いつこうとしているのがイヤでも一目で分かる…。

 その恐怖から、その場にいる者は皆、無理にでも笑っていないと気が狂いそうなのだ。
 子供達は笑いながら、自然に互いに手をギュッと握り合っていた。
「大丈夫…大丈夫だよ」
「うん。ティファもクラウドも来てくれるから……絶対大丈夫!」
 そう小声で励まし合い、震えそうになる身体に力を入れ、グッと背筋を伸ばす。

 クラウドとティファの……二人の英雄の子供として恥ずかしくないように。

 そんな健気な子供達の姿に、大人達も負けじと虚勢を張る。
 せめて……子供達がこれ以上不安な顔を見せないで済むように…。
『親代わり』の二人がこの場にいない埋め合わせが少しでも出来るように……。



 シエラ号が目指す地点に到着するまで、あと二時間。




 あとがき

 はい。まだまだ続きます。
 いつ完結を迎える事やら……(遠い目)
 では、次回をお待ち下さいm(__)m